鋼嵐-メタルストームのレビューと評価

レビュー内容（4.55点）

• 鋼嵐-メタルストームとは
• プレイ動画
• 関連ジャンル
• プラスポイント
• メカの立ち位置も重要なバトル
• 部位破壊で敵メカの行動を阻む
• 戦場で生き残り武器を回収
• 自由にパーツを選んでメカ作り
• 塗装やデカールで個性を出せる
• マイナスポイント
• 会話パートの文字が読みづらい
• 総評レビュー・総合評価

鋼嵐-メタルストームとは

「鋼嵐-メタルストーム」は好みのパーツで強力なメカを作り、敵部隊との戦闘に討ち勝つタクティカルRPGです。

部位破壊で有利な状況を作り上げ、殲滅や防衛といった任務目標を達成しましょう。

メカごとに幅広い戦略が練れるターン制バトルと、自由度の高いメカカスタムに塗装まで楽しめる作品です。

主役は顔が良い元傭兵。操縦士のイラストがカッコ良く見入ってしまう。

本作は特殊な元素の力で機械文明が発展した世界を舞台に、STと呼ばれるメカを操る元傭兵たちの歩みを追っていきます。

所属した連合から追われる身になったり、運送会社を設立して問題に巻き込まれたりと、波乱に満ちた主人公たちの物語は見ていて飽きません。

メカ好きに刺さる世界観に惹き込まれ、戦闘場面を描いた重厚感たっぷりのストーリームービーも圧巻の一言です。

味方の行動順はプレイヤーが決められる。遠くの敵から倒すのも1つの手段。

戦闘パートでは、味方メカに指示を繰り出して目標達成を狙うターン制バトルが展開されます。

移動先・攻撃・技能を選ぶだけのシンプルなシステムながら、部位破壊や障害物とさまざまな要素が戦闘に深みを与えてくれます。

敵の射程把握や修理なども勝利に欠かせず、メカが交互に撃ち合ったり近接技を仕掛けていく迫力ある攻撃演出も見逃せません。

ホーム画面には選んだ機体を飾れる。さまざまな角度から眺めるのも良い。

メカは頭・左右腕・脚と4つの部位があり、各パーツを選んで自分だけの機体が作れます。

武器にもマシンガンや散弾銃とさまざまな種類があり、機体のカラーリングまでプレイヤーの自由に選択可能です。

PC版もリリースされている作品なので、遊びやすい端末で作り上げたメカの姿を眺めてみてはいかがでしょうか。

プレイ動画

関連ジャンル

ロールプレイング

ファンタジーRPG

ハクスラ

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プラスポイント

メカの立ち位置も重要なバトル

初期の配置場所は変更可能。狙撃手や整備工は後方に置くのがいいかも。

本作は軽型・中型・大型のメカで小隊を作り、さまざまなステージでタクティカルバトルに挑戦します。

機体サイズに応じて移動量や各ステータスが変化し、乗せた操縦士で火力や整備、狙撃と役割も異なる仕組みです。

基本の戦場では5体までメカを編成可能なので、重量と特性のバランスを考えて部隊を作りましょう。

保護対象や主人公が撃破されると敗北。味方を近くに置いて守り抜こう。

ステージは味方先行でターンが始まり、メカごとに移動先や攻撃武器を決めて目標達成に励みます。

単純な殲滅だけでなく防衛や耐久が目的のステージも多く、敵の射程範囲まで頭に入れて動かなければなりません。

次ターンで相手の射程範囲に入るかが事前把握できるため、集中攻撃を受けない立ち位置に味方を置くのが良さそうです。

肩にはミサイルやレールガンを装着可能。弾次第で範囲攻撃が行えるものも。

また、特定の操縦士を乗せたり、一部武器を装着したメカは技能で回復や範囲攻撃を行えます。

特に修理技能はメカの破損部位を直せるので、ピンチに陥っても逆転の目を作る一手として役立ちます。

耐久を狙う防御姿勢の技能もあり、さまざまな行動を活かした幅広いターン戦略を考えられるのが面白い点でした。

部位破壊で敵メカの行動を阻む

狙撃や近接武器は特定部位を狙った攻撃が可能。散弾なら全部位に攻撃が入る。

メカは攻撃を受けると、中枢の頭部以外に腕と足にもダメージが入る場合があります。

腕と足を壊しても撃破にはならないものの、武器が使用不可になったり移動距離が落ちたりと後々有利な状況を作りやすいです。

ただし、敵攻撃を受ければ味方も部位破壊状態に入ってしまうため、メカの耐久値には気を配らなければなりません。

燃料タンクなどのギミックは隣接メカにダメージを与えられ、HP削りに便利。

また、一部戦場には爆弾や砲台など、ダメージを狙えるギミックが登場します。

狙撃の射線を阻む障害物多めのステージがあったり、メカが通れない場所でも壁が低ければ攻撃を仕掛けられたりと、配置物が行動に影響を与える奥深さにも惹き込まれました。

巨大ボスや増援が続くステージもあるので、ギミックを活かした攻略方法を考えてみてはいかがでしょうか。

戦場で生き残り武器を回収

どの武器が落ちるかはランダム。最高レアが出たときの満足感もたまらない。

本作は散弾銃や狙撃銃、バンカーに長柄とジャンル問わず、武器がドロップ報酬で手に入るのも特長の1つです。

武器ダンジョンに挑み指定対象を倒せば獲得可能で、目標達成後の増援も倒せればドロップ量アップまで狙えます。

獲得品には運が絡むものの、序盤でも最高レアの武器が狙えるため、ハクスラ好きの方の満足度を高めてくれるのではないでしょうか。

ストーリーはステージ攻略型。報酬で育成素材や武器も集まっていく。

さらにストーリー進行のステージはダンジョンと異なり、スタミナ消費がありません。

メカや操縦士の戦力を整えてから挑むことができ、物語を自分のペースで進めやすくなっている点に好感が持てました。

自由にパーツを選んでメカ作り

左右別々モデルの腕を装着したりと、こだわりのメカが作れるのもうれしい。

メカはサイズさえ一致していれば、別モデルの腕や足を装着して性能向上が狙えます。

重々しさを感じる大型機体にスタイリッシュな小型機体と種類が充実していて、パーツを統一するかオリジナリティを求めるかはプレイヤーの自由です。

モデルごとのセット効果はないため、好みのパーツを組み合わせた機体を作ってみましょう。

メカにモジュールを着けると、コスト増加以外に能力値上昇の恩恵も得られる。

注意点として、メカは選んだパーツに応じて総コストが決まり、武器や補助装備はコスト内に収めなければなりません。

序盤は多くの装備を着けるのが難しく、片手だけ武器を持ったり両手持ちを選ぶなどの工夫が必要です。

コスト増量の補助パーツがあるので、火力役を担うメカは武器数を増やしてもいいかもしれません。

戦力アップには操縦士の成長も欠かせない。整備役は役立つ機会が多かった。

さらに機体を操る操縦士はレベルアップで戦力を伸ばしたり、スキルツリーの開放で潜在技能を習得できます。

ツリーは単純なステータス上昇以外に固有スキルの習得も兼ねていて、多くの能力が戦場で役立つものばかりです。

カスタムした機体に推し操縦士を乗せ、さまざまな戦地で活躍させてみてください。

塗装やデカールで個性を出せる

エンブレムやナンバーを刻むデカール要素も。部位の色を決めていくのが楽しい。

プレイヤー部隊に組み込むメカは部位ごとの塗装が可能で、序盤から選択可能なカラーが80以上と多めです。

機体だけでなく武器塗装にも対応していて、メタリックや光沢カラーで変化を与えられるのもうれしいポイントでした。

塗装はストーリームービーにも反映されるので、自分が作ったメカの活躍を眺めて楽しんでみてはいかがでしょうか。

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マイナスポイント

会話パートの文字が読みづらい

ステージごとに会話パートがあるため、もう少し読みやすくしてほしいところ。

本作はバトルを盛り上げる部位破壊要素があったり、パーツ選びでメカカスタムができたりと、充足感を満たしてくれる印象を受けます。

1点だけ欠点を挙げるなら、会話パート中の文字サイズが統一されておらず、長文ほどセリフが小さく読みづらいのが残念です。

ストーリーも楽しめる部分の1つなので、文字サイズをプレイヤー側で選べる設定がほしいところと感じます。

総評レビュー・総合評価

「鋼嵐-メタルストーム」は部位破壊やギミックを活かし、さまざまな戦略で敵に討ち勝つターン制バトルに熱中できる作品です。

メカカスタムの自由度の高さにも驚かされ、武器集めや機体塗装にもやりごたえを感じられます。

戦略性の高いタクティカルバトルを遊びたい方、メカの世界観が好きな方は、ぜひ試してみてください。