アスタータタリクスのレビューと評価

レビュー内容（4.10点）

• アスタータタリクスとは
• プレイ動画
• 関連ジャンル
• プラスポイント
• 作り込みを感じる3D演出の数々
• 選択に応じてエンディングが変化
• ターン行動が重要な戦略バトル
• 仲間の絆を深めるやり込み要素
• マイナスポイント
• バトルに慣れが必要かも
• 探索パートのカメラ位置が固定
• 総評レビュー・総合評価

アスタータタリクスとは

「アスタータタリクス」は伝説の武器を継ぐ継承者となり、過去の歴史を体験していくタクティカルRPGです。

人類を襲う侵略者に立ち向かうため、武器が宿す歴代継承者の記憶の物語を追っていきます。

選択次第で結末が変わる物語と、ターンごとに戦略を練って戦うバトルに惹き込まれる作品です。

物語で流れるムービーがカッコ良く、ボイス付きなのもうれしい。

本作のストーリーでは、過去の歴史で円卓の騎士が侵略者「バルバロイ」と戦う物語が描かれます。

プレイヤーは主人公の行動やセリフを選びながら、日常や戦いの物語に触れていきます。

メインストーリーはボイス演出付きで、数々のイラストや大迫力のムービー演出に見入ってしまいました。

ドット絵の懐かしい雰囲気も良く、技を選べば迫力ある3D演出が楽しめる。

バトルパートに突入すると、移動先や攻撃行動を決めてバルバロイの撃破を狙います。

ユニットが倒されるとデメリットが発生するため、味方の射程から敵の行動範囲までしっかり把握しなければなりません。

属性相性や仲間との連携要素まであり、3Dキャラが各々の武器で戦うバトル演出も見ごたえ抜群です。

バトルや探索を終えるとゲーム内で時間が進み、物語が次の展開へ。

物語の合間には、主人公が通う学園や街中を歩き回る探索も発生します。

仲間との絆イベントを読み進めたり主人公のパラメーターを伸ばすなど、探索行動はプレイヤーの自由です。

騎士たちの物語に触れながら、バトルや探索も楽しんでみてください。

プレイ動画

関連ジャンル

ロールプレイング

シミュレーションRPG

タクティクス

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プラスポイント

作り込みを感じる3D演出の数々

物語の要所に3Dムービーがあり、キレイな映像に見入ってしまった。

本作では、ストーリーとバトルに3Dを使った豊富な演出が用意されています。

特に物語の3Dムービーが圧巻で、序盤で流れた大迫力の戦闘シーンには目を奪われました。

バトルの攻撃演出にも3Dキャラが使われているため、多彩な仲間の技をじっくり鑑賞してみてはいかがでしょうか。

選択に応じてエンディングが変化

物語の専門用語は多めだが、読んでいくと用語の説明があって世界観を掴めた。

ストーリーパートに入ると、主人公「ノワール」視点で武器の記憶を読み進めていきます。

戦場で起きた友人との再会をきっかけに、円卓の騎士へ迎えられて新たな仲間との日常や任務に励む姿が描かれます。

主要ストーリーは主人公を含めて全キャラボイス付きで、物語を盛り上げるイラストやムービー演出があるのも良い点です。

物語はマルチエンディング。選ばなかった行動の結末も気になる･･･。

ストーリーには多数の選択肢が発生し、一部の行動は物語の結末に影響します。

一度決めるとセリフの再選択はできないため、分岐に関わりそうな行動はしっかり選ばなければなりません。

メインストーリーはエンディングまで収録済みなので、自身の行動がどんな結果を生むのか見届けてみてください。

ターン行動が重要な戦略バトル

一部マップには特殊な地形が登場。回復効果が得られるマスもある。

本作の戦闘には、ターンごとに味方の行動を決めていくタクティカルバトルが採用されています。

味方ユニットの移動先を決定した後、武器行動やスキル技を選んで攻撃を仕掛けましょう。

武器に耐久値があるため1ユニットだけで勝つのが難しく、しっかり戦略を練らなければならない程よい難易度は好印象を受けます。

味方2体を1ユニットとして運用可能。連携効果が役立つ場面も多かった。

さらにバトル中、味方ユニット2体を組み合わせるか隣接させると連携が発動します。

仲間がダメージを肩代わりしたり追撃でダメージ稼ぎができるなど、連携の使い方次第で有利な状況が作れるのも面白い点でした。

攻撃前に予測ダメージを確認可能。相性が良ければ一撃で相手を倒せる。

ユニットごとに攻撃射程が異なり、敵との属性相性もバトルに大きく影響します。

撃破されてFPを失ったユニットは一定期間使用不可になるため、味方の生存は最優先で考えなければなりません。

敵の射程範囲や属性も確認しながら、全滅や防衛の勝利条件達成を目指すのがオススメです。

仲間の絆を深めるやり込み要素

探索で得たパラメーターに応じて物語の選択肢が増えていくらしい。

ストーリーの合間に、主人公の行動を自由に選べる探索パートが発生します。

アルバイトや勉学で主人公のパラメーターを伸ばしたり、人々の依頼に応えて報酬も得られます。

学園周辺には宝箱や破壊可能なオブジェクトがあるため、各地を見回ってみるのもいいかもしれません。

仲間と一緒に行動すると好感度が上昇し、報酬で素材が獲得できる。

また、探索パートで仲間と交流すると、好感度が上昇していきます。

好感度の上昇で絆ストーリーが解放されるので、推しとの物語を読み進めていくのも良さそうです。

女性だけでなく男性キャラとのイベントもあるため、好みのキャラと絆を深めてみてはいかがでしょうか。

経験値や素材はバトルか放置戦闘の報酬で集まっていく。

探索以外のやり込みとして、仲間の育成要素ももちろん備わっています。

レベルや限界突破に転生まで戦力を伸ばす要素が豊富で、鍛えた仲間とバトルに勝利するのは達成感を味わえました。

バトルごとに推奨戦力値があるため、参考にしながら仲間の強化を進めましょう。

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マイナスポイント

バトルに慣れが必要かも

育成も強化項目が多いため、悩んだときは一度説明を読むのが良いかも。

本作は味方や敵の行動範囲や射程を把握し、戦況を確認しながらバトルを進めなければなりません。

味方同士の連携や地形効果、相性もあるため、数多くの要素を理解しながら進めるのは慣れが必要だと感じます。

バトルは数回ターンの巻き戻しが可能なので、さまざまな行動を試しながら進めるのが良さそうです。

物語以外の要素もあるが、AP不足だとどちらの進行も止まるのが難点。

また、バトルへ挑むにはスタミナとなるAPが欠かせません。

ただ、ストーリーや周回クエストに関わらずバトルは共通のAPを消費し、0になると全快に8時間以上掛かります。

APの回復方法はあるものの、スタミナ不足で進行が長時間止まる点は不満を感じてしまうかもしれません。

探索パートのカメラ位置が固定

日常の中で自由行動できる機会も多く、カメラ視点の変更機能が欲しかった。

探索パートでは、主人公を操作して学園内や街中を自由に歩き回れます。

しかし、カメラ位置が固定されている関係で手前側に何があるか分からず、宝探しなどがやりづらいのが難点です。

物語の進行に問題は与えないものの、周りを見渡せるカメラ視点があれば便利そうだと感じます。

総評レビュー・総合評価

「アスタータタリクス」は、騎士と侵略者が戦うマルチエンディングの物語に興味を掻き立てられる作品でした。

ターン制のタクティカルバトルはやりごたえ十分で、力が入った3D演出も見逃せません。

ストーリー重視の作品が好きな方や戦略バトルに挑んでみたい方は、ぜひ遊んでみてください。