Iro-ボクの探し物-をじっくり遊んで徹底レビュー！

画面タップでポイントを集め、ストーリーを開放していくノベルゲーム

「Iro-ボクの探し物-」は画面タップでポイントを集めてストーリーを紐解くノベルゲームです。

ストーリーは1匹のネコである「ボク」が「Iro」と呼ばれるものを探す冒険を描いたもので、ラストには心が洗われるような感動的な展開が待っています。

ストーリー自体の長さは短めで、ゲームもサクサク進められるので、短い時間でエンディングまで読み進められる内容となっております。

全4章からなるストーリーを読むためにはポイントを集めなければなりません。

路地裏の画面に移行したら、画面のどこでも良いのでタップし続けましょう。

画面をタップすると回数に応じてポイントが加算されていくので、まずは第1章を読むのに必要な50ポイントを貯めていきます。

タップした場所は光るのでわかりやすいですね。

さて、ポイントが充分に貯まったのでストーリーが開放されました。

画面下部に全てのストーリーが表示されています。

読めるのはこの中でポイントのアイコンが光っている章のみです。

ちなみに、読むためには集めたポイントを消費する必要があるので、次に探索するときにはまた1からポイントを集め直さなければならないので注意しましょう。

1つの章をクリアすると、路地裏に看板などの新しいオブジェクトが追加されたり、画面のどこかに色がついたりします。

また1からポイントを貯め直すのは、一見大変そうに思えますが、このゲームでは1章クリアする毎に探索時の獲得ポイントが増加するので、次の章もあまり時間をかけずにどんどん開放していけます。

章の開放に必要なポイントは物語を読み進める毎に増え、最後の章は5000ポイント必要ですが、それでも獲得ポイント増加のおかげですぐに集まります。

量が増える以外にも、ストーリーが素敵で続きが気になる内容になっており、「早く物語の展開を知りたい」という好奇心が芽生える点も、攻略が早く進む理由の1つかもしれません。

プレイ動画

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主人公の冒険を描く、短いながらもボリュームのある感動的なストーリー

物語を開放したら、感動的なストーリーをお楽しみください。

ネコ視点で描かれた物語で、この世界のネコ達は「Iro」と呼ばれるものを持ち、それを重んじているようです。

主人公の「ボク」はIroを持っていないようで、彼が自分自身のIroを探す冒険を描いた物語となっております。

全4章、いずれも短めの文章で構成されているのでどんどん読み進められます。

ただ文章を読むだけではありません。

各章には複数の選択肢が用意されたシーンがあり、プレイヤーは2、3ある選択肢から適当なものを選んで物語を読み進めていきます。

第1章には選択肢を選ぶシーンが2ヶ所用意されていますが、いずれを選んでも物語の展開に大きな差はありません。

ネコ達の間で願いが叶うと噂されている路地裏に不意にやって来たボクですが、この路地裏が探索画面の場所だったようです。

物語の中でプレイヤーが選ぶ選択肢ですが、中には正しいものを選ばなければならない場面も存在します。

これらのシーンで誤った選択肢を選ぶとポイントがマイナスされてしまうので気をつけましょう。

所持ポイントが0の状態で誤回答すると、ポイントにマイナスがついた状態から画面タップを再開することになります。

序盤の減点は10、20など可愛い方ですが、ストーリー後半では150ポイントほど引かれてしまう選択肢もあるので、すぐにポイントが貯まるとは言え、誤った選択肢を選ぶとなかなか痛いです。

物語の中で、ボクは様々なIroを持ったネコと出会います。

ボクは願いが叶う路地裏で、探していた大切なものを見つけることが出来るのでしょうか。

物語のラストには素敵なエンディングが用意されています。

心を洗われるようなラストシーンを、是非ご自身の目で確かめてください。

と、ここで、最後の場面に「Another End」と記されていることに気づきます。

この言葉が示すように、物語にはもう1つの展開とラストが用意されているのです。

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ひとつのエンディングを迎えることで開放されるもう1つの物語

探索画面右上の「全てのお話」をタップしてみると、これまでに開放した話と今後開放できる物語がチェック出来ます。

ゲーム開始時から読み進めていた、紫色のアイコンで示されたストーリーとは別に、黄色いアイコンで表示された章が4つあります。

これら4つのストーリーがもう1つの物語であり、これらを読み進めることで別のエンディングを見ることが出来るのです。

黄色の章は紫色の章4つをクリアした後探索をしていくと開放されます。

黄色の章は、序盤の展開は同じですが、物語の中で出会うネコの台詞が少し違ったり、そもそも出会うネコが違ったりと最初の4章とは違った展開で物語が進んでいきます。

ボクの冒険の、別の可能性を見たような印象になっているのでなかなか面白いです。

最初の章では出会えなかったネコが登場するので、クリア後の探索画面の変化も少し異なっています。

こちらの章でも正しい選択肢を選ばなければならない場面があるので、章の中で見たものや探索画面の変化などは覚えておくと良いでしょう。

黄色の章も、それぞれの章をクリアすることでエンディングを見ることが出来ます。

ボクの冒険の目的やストーリーの大まかな流れは紫色の章とほぼ同じですが、最後にボクが見つける答えは最初のそれとは異なっています。

2つのエンディングは、それぞれを自分達の生活や社会に照らし合わせてみると、印象が大きく変わります。

いずれもボクが大切なものを見つける様子を追うのと同時に、物語を読むプレイヤーの心も開放してくれるような展開になっています。

ボクの物語が気になった方は、是非「Iro-ボクの探し物-」をプレイして結末を確かめてみてください。