大航海時代 Originのレビューと評価

レビュー内容（3.50点）

• 大航海時代 Originとは
• プレイ動画
• 関連ジャンル
• プラスポイント
• オープンワールドの海を自由探索
• 船団同士がぶつかる戦略バトル
• 港の交易でお金を稼ぐ
• マイナスポイント
• 移動にかかる時間が長め
• 自身の目標を定めづらい
• 戦闘演出が単調で物足りない
• 総評レビュー・総合評価

大航海時代 Originとは

「大航海時代 Origin」は16世紀の海を巡り、交易や略奪で船団を大きくしていく航海シミュレーションゲームです。

船の進路を決めて大海原を進みながら、取引を行ったり海賊との勝負に挑みましょう。

オープンワールドの海を進んでいく探索と、敵対者との海戦にやりがいを感じる作品です。

5人の提督から主人公を選んで冒険開始。キャラごとの冒険譚も楽しめる。

本作は自身の船で海を渡り、探索や交易を繰り返すゲーム「大航海時代」のリメイク作品です。

シリーズの2作目をベースに開発されていて、広い海を舞台にした没入感得られる作品に仕上がっています。

元作品のキャラももちろん登場するため、シリーズに触れていた方なら親しみやすいのではないでしょうか。

航海中は天候の変化も起きる。雨や雪の間は航行速度が少し落ちてしまう。

航海パートでは、船の針路をプレイヤーが決めなければなりません。

気の向くまま海を進んだり、依頼をこなして船団の拡大に励むのも自由です。

広いフィールドは探索しがいがあり、海で起こる数々の戦闘もやりごたえ十分でした。

港の中も自由に探索可能。交易に励んだり組合から次の依頼を受けられる。

港で名産品を購入し、他の場所で売って利益を得る交易も重要な要素の1つです。

常に変化し続ける物品相場を確認しながら、価格が高い時期に売ると差額が船団の利益になります。

PvP要素抜きの交易重視サーバーもあるため、好みの世界で航海を楽しんでみてください。

プレイ動画

関連ジャンル

シミュレーション

戦略

海賊・航海

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プラスポイント

オープンワールドの海を自由探索

船を進めると霧で隠れた部分が明らかに。マップ解放もやりがいがある。

本作では、大海原のオープンワールドをプレイヤーが自由に冒険できます。

16世紀の地球を再現したフィールドはかなり広く、天候で船の速度が変わるリアルさも見逃せません。

船の操作が移動と停止、方角指示だけと簡単で、立ち寄れる港が100以上あるのも驚きでした。

緑のギミックは速度を短時間上げる。時間短縮に使うと便利。

また、海の上では漂流物を見つけたり、他船との海戦なども発生します。

漂流物はタップすると回収可能で、取引アイテムや船の物資を獲得できます。

船は物資の量で航海日数が決まるため、遠出するときは漂流物を回収しながら進みましょう。

依頼は港の組合で受ける。敵の撃破や荷運びをこなせばクリア。

世界の探索や依頼を進めていくと、船団レベルが上昇して新たな船を編成できます。

船の数が多いほど海戦で有利に働き、航海日数の上限アップにも役立ちます。

序盤は世界を巡りながら依頼を受託し、レベル上げを進めるのがいいかもしれません。

船団同士がぶつかる戦略バトル

海賊船は高頻度で見つかる。物資不足なら略奪して航行日数を伸ばすのも良い。

他プレイヤーの船団や海賊と接触すると、海戦の申し込みを行えます。

海戦はターン制のタクティカルバトルで、移動や攻撃の指示を出して相手を全滅させると勝利です。

勝つと相手から物資を略奪でき、海賊行為主体で生計を立てられるのも面白い点でした。

コマンドを選んで敵HPを減らす。動きを読み防御を成功させるのが気持ちいい。

さらに海戦では、船長同士の一騎打ちで決着をつけられます。

一騎打ちは3つのカードから攻撃と防御の行動を選ぶだけとシンプルで、相手の行動を読みきって勝利したときの爽快感がたまりません。

海上では他船と接敵する機会が多々あるため、腕試しに勝負を挑んでみるのも良さそうです。

港の交易でお金を稼ぐ

名産は他の土地で売ると利益を得やすい。安いときに一括買いしておこう。

各地の港には必ず交易所があり、立ち寄ると場所ごとの名産品や食材などを購入できます。

物品は交易所に売却可能で、名産品を別の場所に運んで売れば購入額以上の資金獲得が狙えます。

交易所の販売額は時間経過で変わるため、安い時期を見つけて大きな利益を生み出しましょう。

回数を重ねるほど成功率がダウン。15%以上の値引きを狙うのが楽しい。

また、物品の売買時にはランダムで商人との交渉イベントが発生します。

交渉で売買価格が10%以上も変化し、失敗しても通常価格に戻るだけとデメリットは少なめです。

回数を重ねて20%近くの売値を狙うなど、交渉で運試しをするのもいいかもしれません。

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マイナスポイント

移動にかかる時間が長め

移動時間は数分～数時間ほど。釣りゲームも単調で長時間つぶすのは難しい。

本作はファストトラベル機能がなく、港間の移動は船を使って海路を進む必要があります。

ただ、距離に応じて移動時間が増加し、航海中は釣りのミニゲームしかやることがありません。

オフライン状態でも船の移動は続くものの、釣り以外の時間つぶしも欲しいところです。

自身の目標を定めづらい

筆者は探索を優先し、マップを解放しながら同時に依頼を進めていった。

探索や交易だけでなく、依頼に海戦とやり込み要素が充実しています。

しかし、どれを優先するかはプレイヤー次第で、自由度の高さ故に何をすべきか決めづらいと感じました。

まずは各コンテンツに触れてから、好みだったものを優先して遊ぶのがいいかもしれません。

戦闘演出が単調で物足りない

砲撃は弾が見えづらく、本当に攻撃しているのか分からないのが残念だった。

タクティカルバトルは砲撃や突撃のコマンドがあり、指示に従って船が攻撃を行います。

ただ、船の戦闘演出が単調で、あっさり攻撃が終わってしまうのが残念です。

船の描写が作り込まれた作品だったので、砲撃シーンのカットイン演出などがあればより楽しめそうです。

総評レビュー・総合評価

「大航海時代 Origin」は大海原を自由に航海し、世界を巡るオープンワールド探索が面白い作品です。

交易で船団の利益を増やしていくだけでなく、船同士の攻撃や一騎打ちで勝負を決める海戦も遊びがいがあります。

大航海時代シリーズが好きな方、広い海を冒険してみたい方は、ぜひ遊んでみてください。