或る孤独なひとりをじっくり遊んで徹底レビュー！

悲しくも考えさせられるストーリーの脱出アドベンチャー

「或る孤独なひとり」は、ひとりきりで治療に立ち向かう少女の孤独を表現した脱出アドベンチャーです。

アプリストアの説明には「サイコホラー」とありましたが、どちらかというとホラーというより悲しいお話に感じました。

怖いのが苦手、ホラーはちょっと···という方でも大丈夫ですよ。

ひとりきりの少女

エンディングは2通り用意されていますが、両方見てもプレイ時間は10～15分位です。

2通り見てやっと意味がわかる部分もあるので、ぜひ両方のエンディングを見て欲しいです。

プレイ動画

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奥行のある一枚絵のマップを調べるだけで簡単に進める

暗くて寒い部屋

主人公の女の子を、画面左側の十時キーで操作してみましょう。

最初は何をしていいかわからないと思いますが、しばらくすると、黒電話が鳴り出し彼女に異変が起きます。

サイレントやマナーモードでもゲームの操作上支障はありませんが、黒電話の呼び出し音やノイズがこの世界観に欠かせない効果音になっています。

音量には注意ですが、音ありでプレイするのがオススメです。

少女の変化

黒電話が鳴り出すと、少女が発作を起こします。

身体が重くなる症状を表現するため、十時キーでの移動もゆっくりになってしまうのがリアルでした。

ゆっくり、ゆっくり移動する中で薬のありかを示す映像が挟まれるのが、サブリミナル効果を連想させました。

アイテムを調べる

アイテムの前に立つと「調べる」が表示されます。

マップには奥行があることに注意しながら、調べたい物の目の前まで行くようにしましょう。

「調べる」と話が進むので、薬のありかを調べて話を進めていきます。

プレイ動画

事前予約中のタイトル！

2通りのエンディングを見た時に全ての意味がわかる悲しいストーリー

制限時間あり

発作が起きている間は動作がゆっくりになるのに加え、モタモタしていると薬のありかにたどり着く前に力尽きてしまいます。

少女の症状は重いのか、発作が起きたらすぐ薬を取りに行かないと、寄り道していたらすぐに時間切れになってしまいました。

これが1つ目のBADなエンディングになります。

黒電話の真実

少女は合計3回発作を起こしますが、全ての発作を薬で抑えることができればトゥルーエンドとなります。

トゥルーエンドですが、こちらも悲しい終わり方です。

エンディングを最後まで見終わってやっと、「そういうことか」と納得したのと同時に、物凄く悲しい気持ちにさせられました。

悲しさが残るアドベンチャー

最後は救われたのかと思いきや、悲しいエンディングでした。

本当の孤独、希望、慰み、色々なことを考えさせられるお話です。

10分と少しでクリアできるので、ぜひいろんな方にプレイして欲しい作品です。