たましいは夏かえるをじっくり遊んで徹底レビュー！

二人の主人公に起こる怪奇現象を体験するホラーアドベンチャーゲーム

「たましいは夏かえる」は、主人公である「静太」と「紗姫」の夏休み中に起こる怪奇現象を体験するホラーアドベンチャーゲームのアプリです。

プレイヤーは、静太と紗姫の身に降りかかる恐ろしい体験を目の当たりにします。

ノベル形式でストーリーが進むので、読書感覚でじっくりゲームを楽しめますよ。

物語の始まり

主人公は怪談話が大好きな少年「静太」とお金持ちで少し霊能力のある「紗姫」の2人です。

物語は静太と紗姫の2人が、下校している際に語られるガキ大将「タケシ」くんの話からスタートします。

タケシくんは、主人公2人と同じクラスでいつも皆を引っ張るリーダーそしていじめっ子です。

そんなタケシくんがげっそりするほどの恐怖のエピソードは背筋が凍りつく思いでした。

いきなり怖い話から始まるので、ゲームをスタートする際は深夜の寝る前がおすすめです。

また、お風呂やトイレも済ませてから読みましょう。

細かいセーブシステム

ストーリーは、読み飛ばしてしまってもセリフ部分の右上にあるLogをタップすることですぐに読み返せます。

セーブ機能も充実していて、ここから面白い展開になりそうと思う部分でSaveボタンをタップしましょう。

ボタンをタップすると、最大99個まで保存できるエリアが出てきてプレイヤーは好きな場所に保存できます。

セーブした場所から読みたいときは、タイトル画面の「つづきから」を選択するかLoadをタップして好きな場面を選択しましょう。

また、QSave機能を使うことでタイトルやロード画面に行かなくても即セーブした場所から読めます。

QSaveは1つしかセーブできないので、一番お気に入りの物語を即読めるようにセーブするのがおすすめです。

プレイ動画

関連ジャンル

主人公の静太が話してくれる怪談話は謎が多くて面白い

女子校生の話

主人公の静太は、時々本編と直接関係のない怪談話を話してくれます。

静太の怪談話の際は、背景がろうそくになり怪談話の雰囲気を楽しめます。

ただし、ずっとろうそくの背景ではなくイメージが鮮明になるようにイラストが挿入されるシーンもありました。

中でも「あるさん」という中年男性の方との会話で、ある男性が女子高生を車に乗せて家まで送り届ける怪談は背筋がぞわっとしました。

怪しい女子高生を車に乗せて家まで無事に送り届けるのですが、女子高生は5キロほどの重さがあるバッグを車に置いていってしまいます。

男性はバッグの中を覗かず、再び女子高生の家に訪れバッグを家の前に置き素早く帰りました。

その後家に帰った男性の身に何かが起きます。

ショウちゃんの話

ショウちゃんの話は、正直私の中で一番怖かった話です。

スクリーンミラーリングなどで、テレビに映して家族や友人と一緒に怪談話を見たら盛り上がること間違いなしです。

怖い話なので昼間ではなく深夜にみることをおすすめします。

ショウちゃんの話は、ショウちゃんが引っ越しをする際にこの話の主人公である「将太くん」に小さく丸いブリキの容器を渡します。

どうやらこの容器はショウちゃんの宝物みたいです。

容器を降ってみるとなかには、小石みたいなのが入っています。

ショウちゃんが言うには大人になるまで、中身を見てはいけないものらしいです。

数日後、将太くんの部屋で何かが起こります。

私が怖い話に弱いというのもあるかもしれませんが、この話は思い出すだけで家の廊下を歩けないくらい怖くなるので怪談話を見たい聞きたいという方にピッタリです。

事前予約中のタイトル！

警察では解決できない不可解な死の真相を解き明かすストーリー

謎の女子高生ミネミネ

本編では、ある晩に静太と紗姫が同じ夢を見てタケシくんの家に行くことになります。

タケシくんの家はドス黒いオーラに包まれ、一目見て危ない状況だと判断できるのですが2人は家に入っていきます。

家に入ったが最後、2人は謎の力で外に出ることができません。

ハラワタがタレているタケシくんの母、首が取れかかっているタケシくんの父、そして変な方向に曲がった首のタケシくんが2人を襲います。

そんな2人の前に謎の女子高生「ミネミネ」が登場し謎のお札で2人の意識を飛ばしました。

2人は家の近所のリンゴ畑で目を覚まし、タケシくん一家が死んでしまったことを耳にします。

2人はタケシくん一家を殺したのは謎の女子高生ミネミネだと考え、紗姫の霊能力で居場所を特定し家まで押しかけました。

そこでミネミネの正体やどうしてタケシくん一家が死んだのかが明らかになります。

怪談話がメインで怖かったのですが、ストーリーが作り込まれていて私は朝まで読み込むほどドハマリしました。

タケシくん再び

静太と紗姫が再びミネミネの家を訪ねた際に、突然壊れているはずのインターホンが鳴り出します。

インターホンを鳴らしていたのは死んで成仏したはずのタケシくんでした。

タケシくんは静太のことをとてつもなく恨んでいて、静太を殺害するためにミネミネの家で恐怖のゲームを始めます。

静太と紗姫は果たして生き残ることはできるのでしょうか？

このゲームの果てに、衝撃の結末がプレイヤーを待っています。

「たましいは夏かえる」は、ストーリーがかなり作り込まれているので時間を忘れてどんどん読み込めました。

また怖い要素だけでなく、小学生の甘い青春の日々や日本の暮らしの豆知識など面白い要素が盛り込まれています。

「怪談話が好き」「面白い小説を読みたい」という方におすすめです。