文豪とアルケミストをじっくり遊んで徹底レビュー！

イケメン文豪たちと文学の世界を守るアドベンチャーシュミレーション

「文豪とアルケミスト」は、現代に転生した「文豪」たちを率いて、文学の世界を守るアドベンチャーゲームです。

個性豊かなイケメン文豪たちと交流しながら、文学を消し去ろうとする不気味な敵と戦っていきます。

DMMの人気ブラウザゲームが、スマホアプリに移植されたものです。

レトロで情緒あふれる世界観

舞台は、この世界とは違う歴史を辿った日本。

近代情緒が残るレトロな世界で、ある時、文学書が黒く染まり、人々の記憶からも消えていくという事件が発生します。

犯人は、人間の負の感情から生まれた化け物、「侵食者」。

この侵食者に対抗し得るのは、本に込められた「魂」をもとに転生する「文豪」と、転生を行える「特務司書」だけです。

プレイヤーは、特務司書となって、文豪たちを転生させ、侵食者に立ち向かっていきます。

世界観もキャラクターも美しく、ついのめりこんでしまいます。

お気に入りの文豪が見つかる

基本的な仕事は、「文豪を転生させる」、「文豪を戦わせる」、「文豪を癒す」の三つです。

文豪の魂が眠る本に、すでにいる文豪を「潜書」させて新しい文豪を転生させ、今度は、侵食者の巣食う本の世界に潜書させて戦ってもらい、帰ってきた文豪にご飯を食べさせて手当をしてあげる、という流れです。

文豪は、こまめに手当てしてあげないと、どんどん体力が減っていき、0になると消滅してしまいます。

食事もとらせてあげないと、戦う時に実力が出せません。

文豪と呼ばれる人の中には、今でこそ偉大な作家と評価されていても、生きている当初は「ろくでなし」だった人も多かったと言います。

甲斐甲斐しく世話してあげないとやっていけないという「駄目さ」も、文豪らしくて愛おしいです。

簡単操作とオートバトル

さて、肝心のバトルですが、潜書さえしてしまえば、あとはオートで文豪が戦ってくれます。

本の世界で暴れる不気味な敵に立ち向かう文豪たちは、とてもカッコいいです。

また、敵からダメージを受けると「降臨」ゲージが溜まり、ゲージが満タンになった文豪が二人いると、必殺技、「双筆神髄」が発動します。

この時、決まった組み合わせの文豪だと、特殊な掛け合い台詞が発生します。

文豪たちの強い繋がりに、思わずいらない妄想をしてしまいます。

プレイ動画

関連ジャンル

文豪たちの人生や交友関係、著作など色々なことに興味が持てる

文豪たちの交友関係を学べる

ショタ、おじさま、クール系、熱血・・・。

このゲームには様々なジャンルのイケメン文豪が揃っています。

そして文豪は、実際に生きた人間がモデルになっているため、彼らの性格や交友関係もキャラに反映されています。

親友だったり、ライバルだったり、師弟なのに仲が悪かったり・・・。

様々な関係性は、「手紙」や「回想」を見ることで垣間見ることができます。

ただでさえ個性が強いイケメンが、わいわい話している姿にはほっこりします。

文豪たちの台詞は、自分の作品や、過去、仲間に言及しているものも多いです。

ユーザーの中には、彼らのことを知りたくて、好きなキャラクターのモデルとなった文豪が書いた本や、彼らのことを調べた学術書を手あたり次第読み始める人もいます。

もちろん私もその一人です。

私の好きなのは「小林多喜二」なので、「蟹工船」の文庫を買って読んでいます。

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文豪たちとの交流など、様々なやりこみ要素か楽しめる

好きな文豪にお洒落させられる

もちろん、文豪同士の関係を覗き見るだけでなく、プレイヤー自身も文豪と仲良くなり、交流することややりこみ要素を楽しむことができます。

まず紹介する機能は、「着せ替え」です。

イベントなど、様々な場面で手に入れることができる衣装で、キャラクターを着せ替えることができます。

季節に合った服や、洋服、和服、中にはコスプレ紛いの服もあり、イケメンの素敵なファッションショーを見ている気分になれました。

次に紹介するのは、「開花」です。

このゲーム、レベル上げ以外でも文豪の能力を底上げする機能があります。

それが「文豪の途」です。

潜書で拾える素材を使い、文豪の能力を上げておくと、同じレベルでも攻撃力や回避力が桁違いの文豪が出来上がります。

育成を楽しみたい人にもおススメできます。

文豪や他のプレイヤーとの交流

文豪と仲良くなれる機能、それが「散策」です。

文豪たちの拠点、「図書館」の周りを散策すると、余暇を楽しむ文豪たちと出会えます。

彼らにプレゼントを渡すと、「信頼度」が上昇し、いいことが起こります。

プレゼントを喜んでくれる文豪たちに、思わず頬が緩みます。

洒落たやりこみ要素もあります。

それは、「内装」です。

自分の仕事場である「司書室」を、家具を入れ替えて模様替えできます。

シックな執務机から、本棚、照明、果ては部屋をカフェや銭湯にできちゃったりします。

もはや「仕事場とは何ぞや？」という幅広い家具のラインナップに、コーディネート好きも大満足なはずです。

ユーザー同士の交流もできます。

好きな画像と文章を組み合わせて、「報告書」を提出するのです。

他のユーザーの報告書も見ることができます。

みんなそれぞれ自由に文章を書いていて、運次第ではめちゃくちゃ面白い報告書に出会えるかもしれません。

文豪たちとの日常を妄想して、書いてみるのもいいかもしれません。

いかがだったでしょうか。

「文豪とアルケミスト」は、イケメン文豪と絆を深めながら、文学を守るために戦うアドベンチャーゲームです。

思わず本が読みたくなる、文豪愛に溢れたゲームで、私自身もかなりハマってしまいました。