トリッカル・もちもちほっペ大作戦のレビューと評価

レビュー内容（4.45点）

• トリッカル・もちもちほっペ大作戦とは
• プレイ動画
• 関連ジャンル
• プラスポイント
• 女王に協力して砂糖不足を解決
• 妖精のほっぺをつねってイタズラ
• 使徒の強化で高学年スペルを解放
• スペルと遺物の購入で強化を狙う
• モカロンとクレヨンで使徒が成長
• マイナスポイント
• 手動でのバトルテンポが気になる
• 総評レビュー・総合評価

トリッカル・もちもちほっペ大作戦とは

「トリッカル・もちもちほっペ大作戦」はもっちりほっぺの妖精たちを導き、お菓子不足の解消を目指すファンタジーRPGです。

モカロンやクレヨンで妖精の力を強化し、仲間を強化して進むオートバトルへ挑戦しましょう。

ほっぺにイタズラされたときの反応が良く、本音と建前が見え隠れする物語にローグライト要素付きのバトルにも惹き込まれます。

舞台はお菓子大好きな妖精の世界。教団の教主に任命されて問題解決に臨む。

プレイヤーは予言された人間の救世主となり、砂糖不足で反乱が起きた国の女王に協力して問題解決の道のりを探します。

妖精の誇らしげな表情や足踏みして怒る姿がかわいく、キレイな建前の言葉に隠れた本音のクスッと笑える会話にも熱中してしまいます。

物語を盛り上げるスチル演出付きで、会話途中にほっぺをつねって反応が楽しめる点も見逃せません。

使徒と呼ばれる妖精が戦闘員となり、敵撃破で強化に必要なコインを稼ぐ。

戦闘パートでは道中で稼いだ資金を消費し、チームを強くしながら先へ進むローグライト要素付きのバトルが遊べます。

使徒の強化で上位スキル解放を狙ったり、遺物やスペルを整えて戦力アップに励むなど、戦闘ごとに異なるビルドが組めるのも面白い点です。

スキル発動や強化内容を選ぶだけのシステムは親しみやすく、かわいい動きで敵と戦う使徒の姿も見ごたえがありました。

お菓子を食べる姿もかわいらしい。素材が集まれば料理のレパートリーも増える。

本作には愛らしい使徒たちを鍛えたり、資源を揃えて教団の規模を大きくする育成要素もあります。

料理やお菓子を贈れる好感度要素付きで、豊富な強化要素にもやりがいを感じられる作品です。

推しの妖精を育てた後にデッキへ組み込み、数多くのバトルに挑んでみてはいかがでしょうか。

プレイ動画

関連ジャンル

ロールプレイング

ファンタジーRPG

セミオートバトル

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プラスポイント

女王に協力して砂糖不足を解決

民の反乱が起きて失意の女王と共に、獣人やエルフの国へ助けを求めに行く。

プレイヤーは別世界から訪れた唯一の人間となり、もちもちほっぺの妖精たちを導きます。

民に追われる女王と側近に出会った後、教団の教主として砂糖不足解消のために動かなければなりません。

絵本のような温かみある立ち絵やイラストも見ごたえ抜群で、少し暗めな展開ながらも笑えるシーンありのコミカルな物語に心奪われます。

本音が聞けるのは主人公の特権。女王も裏では悪い計画を練っている･･･。

主人公には妖精から授かった本音を見破る力があり、会話の中で心の内を見透かす機会も訪れます。

穏やかな表情で相手を励ましていても裏では企みがあったりと、建前に隠れた部分が見える会話に思わず笑ってしまいました。

妖精たちとの冒険はボイス付きで進むため、本音と建前のセリフにも注目して物語を読んでみてください。

妖精のほっぺをつねってイタズラ

つねった後に涙目になっているのを見ると、少し心が痛んでしまう。

本作の妖精たちはもっちりしたほっぺたを持ち、つねると痛がったり驚く妖精たちの反応が楽しめます。

ほっぺたをつねったときの専用ボイス付きで、キャラごとの反応が気になって何度も触ってしまいます。

タイトルからホーム、育成画面と数多くの場所でほっぺに触れられるので、推しの妖精にちょっかいをかけてみてはいかがでしょうか。

文句を言い続ける女王にお仕置きでほっぺをつねるのも良いかも。

筆者が驚いたのは、会話の途中でも妖精のほっぺにイタズラができる点です。

シリアスな場面でも妖精のほっぺをつねると、場の雰囲気が変わって少し穏やかな気分で先へ進めそうです。

涙目になって怒ったり強がったりと、妖精ごとに異なる反応をじっくり堪能してみましょう。

使徒の強化で高学年スペルを解放

基本は眺めるだけの手軽な戦闘。スキル解放後は手動で発動指示が行える。

戦闘パートに入れば道中でカードを購入し、妖精を強化しながら進むローグライト要素ありのセミオートバトルへ挑めます。

最初にデッキ内から3体の初期キャラがランダムで決まり、敵撃破で稼ぐコインを使い戦力の補充と強化が行える仕組みです。

ショップの購入対象はデッキに組み込んだ使徒か補助カードが3枚ランダム選出となっていて、運も絡む戦力強化要素に夢中で遊んでしまいました。

虹カードは安く買えるが、運が悪いと使徒のランクを下げるデメリットも。

同じ使徒のカードを購入すると、ランクが1段階上昇して基礎能力が向上します。

最大5段階の成長が可能で、使徒のレア度が異なってもランクに応じたショップのカード購入額は変わりません。

同一属性のシナジー効果や攻守の役割があるため、バランス良いデッキを作ってバトルへ臨みましょう。

高学年スキルを使えば特攻し、数秒後に何事もなく帰ってくる使徒もいる。

また、同じ使徒のカードを揃えてランク4に到達すれば、高学年スキルが解放できます。

高学年スキルは任意のタイミングに使用でき、高火力の一撃や敵の気絶と戦略に新たな一手を加えてくれます。

エースの使徒は優先的にランクを上げ、スキルを解放しておくのも良さそうです。

スペルと遺物の購入で強化を狙う

遺物は基礎能力を大きく上げる重要な装備。前衛は耐久を上げておくと良い。

バトルのショップでは、使徒以外に遺物やスペルを解放できるカードも購入可能です。

遺物は1人の妖精に最大3つ装備可能で、物理や魔法の威力に耐久の向上にも期待できます。

味方単体の強化なら遺物の性能向上はかなりの効果があり、少数精鋭でのステージクリアも狙えるのではないでしょうか。

購入価格が高いスペルも多め。カードに描かれたイラストにも見入ってしまう。

スペルは特定の能力を上げる強化要素で、遺物と比べれば効果量は少し劣っています。

ただし、効果が味方全体に反映されるため、多人数で敵へ攻めるときには絶大な効果を発揮してくれます。

バトル中は4回ほどショップでの強化が行えるので、使徒だけでなく補助系も整え戦力向上を狙ってみてください。

モカロンとクレヨンで使徒が成長

装備は6種揃えるとランクが上昇し。基礎性能が少しずつ伸びていく。

使徒たちはモカロンと呼ばれるお菓子を渡すと、経験値に変わってレベルアップが進んでいきます。

装備やスキルの育成要素まで備わり、クレヨンでボードに色を付ければツリーを開放して新たな能力も得られる形です。

素材集めはスキップ可能と楽々で、豊富な育成要素で成長を後押しできるのはやりがいを感じられました。

料理やお菓子の提供で会話も発生。気になる話題を聞いてみよう。

ほかにも使徒の派遣で資源を集め、教主に任命された教団を育てていくやり込み要素なども備わっています。

教団本部の宴会場で料理やお菓子を贈れば好感度上げができ、絆が深まると個別ストーリーを開放可能です。

教団施設の成長でオフライン報酬の増加が狙えるので、ストーリーやステージ攻略の合間に触れてみてはいかがでしょうか。

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マイナスポイント

手動でのバトルテンポが気になる

数秒ごとに買い物パートが入り、何度も行動が止まるのはテンポ悪く感じた。

本作はもっちりほっぺの妖精たちが愛らしく、ローグライトのバトルにストーリーも高い満足感が得られます。

1つ欠点を挙げるなら、ウェーブクリアごとに買い物パートが入り、戦闘と購入の繰り返しがバトルテンポを損ねている印象です。

育成次第でオートクリアが可能なほど良い難易度に収まっているため、高難易度のみ手動操作で戦略を組み立てていくのもいいかもしれません。

総評レビュー・総合評価

「トリッカル・もちもちほっペ大作戦」はコミカルな物語に加え、軽いイタズラをしたときの反応に癒される作品でした。

カード購入で戦い方を選べるローグライト要素ありのバトルも面白く、世界観に合うお菓子やクレヨンで使徒を育てる育成要素にも驚かされます。

かわいいほっぺを持つ妖精の物語に触れたい方、運も絡むバトルを遊んでみたい方は、ぜひプレイしてみてください。