金色のガッシュベル！！ 永遠の絆の仲間たちのレビューと評価

レビュー内容（3.50点）

• 金色のガッシュベル 永遠の絆の仲間たちとは
• プレイ動画
• 関連ジャンル
• プラスポイント
• 魔物たちのストーリーが充実
• 魔物ごとの呪文で戦い抜くバトル
• 魔物や町育成のやり込み要素
• マイナスポイント
• オリジナルストーリーが再読不可
• イラストの変化が乏しい
• 進行ペースの遅さが人を選ぶかも
• 総評レビュー・総合評価

金色のガッシュベル 永遠の絆の仲間たちとは

「金色のガッシュベル 永遠の絆の仲間たち」は魔物とチームバトルへ挑み、魔界の王を選ぶ物語に触れていくファンタジーRPGです。

主役や敵が入り混じったチームを作り上げ、高難易度ステージやボスバトルに挑戦しましょう。

多種多様な魔物たちの出会いや戦いを描くストーリーと、おなじみの呪文を放つバトルに目を奪われる作品です。

オリキャラも登場。原作を知っている方も新鮮な気持ちで遊べるのが良い。

本作はアニメ「金色のガッシュベル」の放映20周年を記念し、リリースされたゲームタイトルです。

原作の物語を始めから追えるだけでなく、オリジナルストーリーまで収録されています。

個別シナリオ付きでアニメOPのカバー曲が使われていたりと、ファンの方は懐かしい気持ちに浸りながら遊べるのではないでしょうか。

魔物に呪文指示を出すセミオートバトル。スキル発動時の攻撃演出は必見。

バトルでは魔物の呪文が3D演出で再現されていて、システムも手軽で遊びやすいセミオート形式です。

対戦やボスバトル系のコンテンツがあり、魔物の強化や町育成の要素もじっくりと楽しめます。

ソロでやり込める作品なので、推しの魔物と数々のバトルに挑んでみてください。

プレイ動画

関連ジャンル

ロールプレイング

ファンタジーRPG

漫画・アニメ

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プラスポイント

魔物たちのストーリーが充実

序章は二人の魔物が向き合う場面から始まり、オリジナル物語につながる。

本作はアニメの物語をベースに、立ち絵会話形式で進むストーリー要素が付いています。

魔物「ガッシュ」とパートナー「清麿」の出会いから順に語られるため、ここから作品に入っていくのもいいかもしれません。

プロローグの物語がフルボイスで展開されたり、オリジナルストーリーに触れられる点も力の入れ具合が感じ取れます。

プレゼントを贈ると反応が返ってくる。ウマゴンの踊る姿が可愛らしい。

また、魔物たちには絆要素があり、好感度アップで個別シナリオが解放されていく仕組みです。

全魔物にシナリオが実装されているわけではないものの、原作の仲間や敵を深堀りする物語があるのは見逃せません。

魔物たちへのプレゼント機能付きなので、推しに贈り物を渡して絆を深めてみてはいかがでしょうか。

魔物ごとの呪文で戦い抜くバトル

前列が倒れると総崩れしやすいため、高耐久の魔物を1～2体置いておきたい。

バトルパートでは5人の魔物でチームを組み、エリア内に現れる敵の全滅を狙います。

スマホRPGの戦闘ではおなじみの属性相性があるため、各属性で染めたりばらけさせたりなどの編成戦略も大事です。

本作は前列キャラの耐久力が勝敗の分かれ目となりやすく、耐久強化や回復技で支えなければなりません。

魔物ごとに呪文演出があり、派手な技で敵を倒すのが気持ち良かった。

魔物は3つの戦闘技を持ち、通常攻撃とオートスキルは自動で発動します。

メインスキルのみ任意タイミングの使用が可能で、パートナーのカットインと呪文の3D演出がバトルを盛り上げてくれます。

高火力の大技だけでなく妨害や回復スキルもあり、チームの組み合わせ次第で多種多様な戦略が練れるのではないでしょうか。

対戦は魔物同士のぶつかり合い。スキル攻撃の撃ち合いは迫力がある。

バトルは基本のステージ以外に、対戦やタワー、ボス戦と基本的なコンテンツが揃っている印象です。

ステージやタワーは1つ進むだけで敵戦力が大幅に上昇するエリアもあり、歯ごたえある戦闘が楽しめました。

素材集めの周回も欠かせないので、オート戦闘や倍速の便利機能を駆使して各バトルを遊んでみてください。

魔物や町育成のやり込み要素

育成画面はパートナー付き。魔物たちのイラストにも見入ってしまった。

バトルは同戦力だと敗北する場合も多めで、魔物の育成をしっかりと進めなければなりません。

特にレベルとスキルの育成は優先度が高く、素材はステージ周回の報酬で獲得可能です。

サポートカードにバッジなどの育成要素もあるため、じっくりと魔物の戦力を高めていくのが良さそうです。

町を魔物たちが歩き回る演出も。好みのキャラが動く姿を楽しむのも良いかも。

他にもやり込み要素の1つとして、町の施設を育てていく建築機能付きです。

基本施設以外に装飾となる銅像を配置でき、像を強化すると一部キャラの能力を伸ばせます。

放置戦闘報酬増加などの恩恵も得られるので、攻略の合間に町育成も進めておきましょう。

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マイナスポイント

オリジナルストーリーが再読不可

原作と個別物語はいつでも読めるため、オリジナルもここに加えてほしい。

本作はステージ進行型の作品で、クリア後に原作やオリジナルの物語解放が進みます。

ただし、オリジナルストーリーは一部ステージクリア後に自動再生され、後で再読する機能がありません。

一部ストーリーだけ一気読みや振り返りができず、物語を読める機会が限られているのは残念な点でした。

イラストの変化が乏しい

プロローグ以外は一部しかボイスがないため、音声面も物足りなく感じそう。

ストーリーパートは立ち絵が表示され、キャラの会話セリフを読んでいく形です。

ただ、戦闘場面でも立ち絵の背景が変わるだけで、表情が変化しないのは味気ないと感じます。

キャラの喜怒哀楽を表現する演出はあるものの、もう少しイラストに変化があった方が没入感が得やすいかもしれません。

進行ペースの遅さが人を選ぶかも

プレイヤーレベルの上がる速度も遅めで、戦力を一気に伸ばすのは難しい印象。

ステージ攻略に行き詰ると、魔物の育成を進めて戦力アップに励まなければなりません。

しかし、素材集めの周回はスタミナ制で回数に限りがあり、基本回復手段が希少アイテムの消費とコストが重いです。

魔物がプレイヤーと同レベルまでしか育たず、戦力不足に陥った後で長く足止めを食らいやすいのは人を選ぶ点だと感じました。

編成キャラのスキル育成を行うと素材消費が激しく、チケットがすぐ尽きる。

また、ステージにはスキップ機能があるものの、利用にはチケットの消費が必要です。

スキルの素材要求数が多めで周回を重ねなければならないのに、制限で便利機能が使えないのはストレスが溜まります。

クリア済みステージでの素材集め機会が多いため、周回の手間が減るとより遊びやすくなるかもしれません。

総評レビュー・総合評価

「金色のガッシュベル 永遠の絆の仲間たち」では、原作を追ったりオリジナル展開の物語が堪能できます。

会話イラストや周回要素に不満点はあるものの、3Dで再現された呪文演出は見ごたえ十分でした。

ガッシュの物語に触れたい方やアニメ原作のゲームが好きな方は、ぜひ遊んでみてください。