触手を売る店をじっくり遊んで徹底レビュー！

奇妙で怪しい雰囲気がたまらない。触手育成シミュレーションゲーム

「触手を売る店」は、奇妙な触手を育てて売り払う育成シミュレーションゲームアプリです。

不気味さと美しさを兼ね備えた触手を、放置で栽培しましょう。

蠱惑的で怪しい世界と、謎の多い登場人物たちが繰り広げる物語は、非常に魅力的でした。

香港ゴシックな混沌都市が舞台

本作の舞台となるのは、アジアンな気配をまとう混沌とした都市です。

怪しい店主が切り盛りする薬屋から、都市のあちこちに触手が売られていきます。

人々を少しずつ狂わせていく触手を育てて収穫するのが、主人公の役目です。

プレイヤーの分身となる主人公は、人の手で作り出された「土くれ人形」です。

片目の少年と店主に導かれながら、触手の世話をし始めるのでした。

しかし少年の企てにより、地下室に幽閉されていた10人の子どもを逃がしてしまいます。

触手を育てるだけでなく、訳ありな子どもたちの物語を楽しめるのが本作の魅力です。

救いがあるのかと不安になるような、ダークな物語がクセになります。

一癖も二癖もある登場人物たちが、どのような結末へ向かうのかが楽しみです。

触手を育てて収穫

本作は、触手を育てて収穫したら薬屋に売却、というのが基本的な流れです。

薬屋は触手から抽出した「霊酒」をくれます。

この霊酒は、触手を生み出す御神木を育てるのと、式神の購入に必要です。

触手は時間経過で収穫できるようになるため、放置でのんびり遊べました。

御神木を育てると触手の生まれる数や成長速度がアップできます。

おびただしい数の触手が湖に生えたときの景色は壮観です。

プレイ動画

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触手を掛け合わせて収穫。新種を増やしていくコレクション要素も魅力

共食いさせて珍しい触手を生成

触手同士を掛け合わせ、珍しい種類のものを作り出せます。

レアリティの高い触手は、薬屋でより多くの霊酒と交換可能です。

触手には「鱗」「草」という種類のほか、「黒」「白」などの属性があります。

これらの組み合わせにより、次に生まれる触手の属性が決まるようです。

物語が進めば、共食いの履歴が確認できるので活用しましょう。

不気味ながらも美しい触手

新種の触手は図鑑に登録され、いつでも確認できます。

不気味で美しい触手は、繊細に描き込まれており見応え充分です。

どこか不穏な雰囲気の漂う説明文もたまりません。

事前予約中のタイトル！

育てた触手は薬屋へ。式神の力で明かされていく物語から目が離せない

式神で誰かの視界をハック

薬屋からもらえる霊酒を使って、式神の箱を購入しましょう。

主人公と片目の少年は、式神とリンクできる奇妙な能力を持っているようです。

式神を介して、地下室から逃げた子どもたちが今何をしているのかがわかります。

式神は購入するたび、必要な霊酒の数が増えてしまいます。

御神木を育てるのにも霊酒がたくさん必要になるため、どちらに使おうか非常に悩みました。

少しずつ進む物語

子どもたちの物語が進むのと同時に、薬屋や主人公の周囲にも変化が現れます。

霊酒の必要数がどんどん増えるため、次の物語がなかなか読めない点はもどかしく感じました。

それだけ魅力的な世界観と、謎の多い物語が展開されるのでぜひ遊んでみてください。

「触手を売る店」は、ダークな物語と背徳感漂う触手育成が堪能できる作品です。

触手や式神のコレクション要素が楽しめる点も魅力的でした。

一癖ある育成シミュレーションを、放置しつつのんびりプレイしたい方におすすめします。