グリザイア クロノスリベリオンをじっくり遊んで徹底レビュー！

少女達と共に過酷な戦場を駆け抜けるコマンドバトルRPG

「グリザイアクロノスリベリオン」は、カードを選んで行動を決めるコマンドバトルRPGアプリです。

ノベルゲーム「グリザイア」シリーズのキャラクター達をユニットとして使用できます。

戦闘中のカードの切り方でスキル発動のタイミングを選べるのが楽しかったです。

バトルは簡単操作で進められる

戦闘ではターン初めに配られたカードを最大3枚選んで行動を決めます。

最大3枚というのは1枚、2枚で選択を終えても大丈夫という事です。

ゲージが溜まると発動できる、強力なEXスキルも存在します。

戦闘ではこれらを駆使してクリアしていきます。

メインバトルを一定数クリアすればストーリーが解放されるので、頑張って攻略していきましょう。

EXスキルの演出カットやオートも可能なので、最低限の操作で周回ができるのは嬉しい要素です。

スキル発動が勝利の鍵

カードは選んだ順番によってスキルを発動できます。

スキルの効果は味方の攻撃力強化や敵の攻撃減衰など様々です。

これをどのタイミングで出すのかが本作の醍醐味です。

あえて雑魚相手に捨てカードを消費しておいて、ボス戦にスキル発動できるカードを集める事も可能です。

スキルの存在を意識するとダメージ効率が上がり、かなり攻略が楽になりました。

プレイ動画

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戦闘に勝つ為にはキャラクター性能や属性の把握が必要不可欠

属性の基本は三すくみ

キャラクターはみな三つの属性が割り振られています。

赤がパワー、青がテクニック、黄色がトリックとなっています。

赤は黄に、黄は青に、青は赤に、それぞれ得意属性にダメージを多く与えられるので、三属性最低一人は育てておくといいと思いました。

キャラの特徴を把握しよう

ユニットはメイン三人に加えて、サブキャラ二人の計五人で構成されています。

各キャラ格闘が得意であったり射撃に特化していたりと様々な特性を持っています。

勿論キャラクターは性能をあまり気にせず好みで育てても全然OKです。

ただ編成の際には格闘なら格闘、射撃なら射撃といったように同じ色のカードを多くした方が使いやすいと感じました。

事前予約中のタイトル！

シナリオは世界観設定も練られており、物語に深みを与える

メインは少女達の成長物語

シナリオは特殊工作員を養成する機関の指導員・真崎新（アラタ）と、彼と特別な繋がりを持つ謎の少女エルを中心に描かれます。

元々がノベルゲームだけあってテキストには力が入っており、シナリオ毎になかなかのボリュームがあります。

扱う題材の都合上、暴力的な描写も作中には存在します。

しかしそれらも作品の纏う雰囲気を表す為に、必要最低限だけ使われているといった印象を受けました。

また立ち絵もテキストに合わせて表示位置を変え、視覚的にも飽きさせない作りになっていました。

個別エピソードも用意されている

キャラクターは戦闘に出していると好感度が上がっていき、一定の数値に達するとエピソードが解放されます。

最初は自己紹介がほとんどですが、より好感度を上げればそのキャラクターのシチュエーションに合わせた話が展開されます。

これを読めばキャラクターがどんな人物なのかを理解しやすくなるので、プレイの合間にチェックしてみるといいでしょう。

過去作メンバーの物語にも注目

また外伝という形ではあるものの、過去作に登場したキャラクター達がなぜ登場しているかもストーリー仕立てで紹介されています。

目を通すだけでも登場キャラクターに対する印象が変わってくるので、原作を知らない人に特におススメです。

「グリザイアクロノスリベリオン」は、ハードな世界観と登場人物の人としての想いがうまく噛み合っていました。

原作ファンは勿論、シリーズ未プレイの方やじっくりシナリオを読みたい方に遊んでもらいたい作品です。