億万遺跡をじっくり遊んで徹底レビュー！

億万遺跡の遊び方や序盤攻略、特徴と魅力をレビュー

「億万遺跡」は、様々な戦略を駆使して相手を破産させ、自分の資産を増やしていく対戦型のボードゲームです。

すごろくのように複数のマスで構成された盤面の上に、各プレイヤーが建物を建てて領地を増やし、通行料を払わせて相手の資産を減らしていきます。

また、プレイヤーはゲーム中に色々なカードを使って通行料を増やしたり、相手の動きを妨害することも可能です。

ただ建物を建てるだけでなく、その建物のレベルを上げることで通行料を上げてより多くの資産を得られます。

建物のレベルを上げる方法としては、盤面を一周してスタート地点に戻ることや、自分の建物が建っているマスに止まることが挙げられます。

後者は通行料か建物の防御力のいずれか1つを上げられます。

盤面にも色々な仕掛けがあり、この仕掛けも資産を増やす上で重要になってきます。

例えば盤面上のリングに止まると、相手とのジャンケン勝負が始まります。

ジャンケンに勝てば資産を奪えます。

また、盤面に設置された石像は、止まったプレイヤーの建物を５段階まで強化してくれます。

ただし、相手が石像のマスに止まってしまうと自分の建物の強化が解除されてしまうので注意が必要です。

建物と通行料を増やし、相手から多くの資産を奪って破産させることがゲームの流れです。

このゲームには4種類のキャラクターが存在し、プレイヤーはその中から1人を選び、10枚のカードから構成される「デッキ」を組んでゲームに臨みます。

キャラクターごとに使用出来るカードや得意とする戦術が異なり、多彩な戦術を楽しめる点が「億万遺跡」の魅力だと言えます。

キャラクターを選んだらデッキを組みます。

デッキは自分が所有している「歩行カード」の中から5枚、その日によって使用できるものが変わる「デイリーカード」から4枚、そして各キャラクターが所持している「魔法カード」1枚の計10枚のカードで構成されています。

歩行カードは各ターンに1枚しか使えませんが、魔法カードは連続して何枚でも使用可能です。

「歩行カード」は文字通り盤面を移動するのに必要なカードで、ガチャやミッション報酬で得られます。

カードによって移動出来るマスの数が異なっています。

「億万遺跡」では止まったマスに相手の建物があった場合に通行料を払うことになるため、状況に応じて移動するマスの数に気をつけなければなりません。

また、カードの右上には攻撃力が記されています。

建物には防御力があるのですが、防御力を歩行カードの攻撃力が上回っていれば、通行料を払う必要が無く、そのマスを奪うことが出来ます。

攻撃力も考慮してカードを選んでいきます。

ゲームを有利に進める要素は他にもあります。

それが「神器」です。

神器はキャラクターに装備させるアイテムで、ゲーム中に様々な恩恵が得られるようになります。

神器は「神器スロット」で入手出来ますが、スロット故に絵柄が３つ揃わないと入手出来ません。

しかし、スロットの「ホールド」機能を使えば、好きな絵柄を固定することが出来るので神器入手の可能性が上がります。

ガチャやボーナスで色々なカードが手に入ったので、早速デッキを組んで勝負に挑みます。

対戦相手はマッチングによってランダムに選出されます。

マッチング開始前に、ゲーム開始時の資産を増やせる「コインブースター」や、ランダムな場所に自動的に移動出来る「テレポーター」などのサポートアイテムを選べます。

数に限りがありますが、ミッション達成ボーナス等で数を増やせます。

対戦相手が決定、早速ゲームスタートです。

各ターン毎に制限時間があるため、素早くカードを選ばなければなりません。

歩行カードや盤面の仕掛けを駆使して建物を増やそうとしますが、カードの使い時や歩数のチェックを怠ると簡単に資産を奪われてしまいます。

歩行カードの中には移動出来る数が固定されているものもあるのですが、それらのカードを使うタイミングを見極めて石像のあるマスに確実に移動することも可能です。

あっという間に相手のマスの通行料が上がってしまいました。

「億万遺跡」には逆転の要素もあります。

たとえ手持ちの資金が無くなっても、ゲーム中に1回のみ、所持金を追加してゲームを続行することが出来るのです。

ただし、損失が大きいと追加される所持金も少ないため注意が必要です。

自分も所持金を追加しましたが、直前に多額の通行料を取られてしまっていたため、回復した所持金は微々たるものでした。

結局逆転することは叶わず敗退してしまいました。

ただ強い効果を持つカードを揃えれば良いというわけではなく、移動距離や攻撃力、カードを使うタイミングもしっかりと見極める必要があり、「億万遺跡」は非常に奥が深いゲームです。

特にデッキ構築では、選んだカードを対戦でどのように組み合わせるかなど、戦略を考えるのが楽しかったです。

今回は敗北してしまいましたが、自分が考えた戦略を対戦でも活かすことが出来れば爽快感も得られるでしょう。

緊張感のある勝負が好きな方や、戦略を組み立てるのが好きな方は、「億万遺跡」の世界をより深く楽しめるはずです。