ヘブンストライク ライバルズをじっくり遊んで徹底レビュー！

ヘブンストライク ライバルズの遊び方や序盤攻略、特徴と魅力をレビュー

「ヘブンストライク ライバルズ」は、スクウェア・エニックスが配信する本格派タクティカルRPGです。

世界中のゲームプレイヤーとリアルタイムバトルが楽しめるだけでなく、壮大な世界観を堪能できるストーリーパートも用意されています。

「ヘブンストライク ライバルズ」の舞台は、大天鎖に吊るされた空の都「ルネイン」です。

突然現れた「フォーレン」と言う名の怪物によって荒廃した放棄島、放棄島を拠点に置いた防衛軍「獅子隊」、そして、フォーレン退治をしていた獅子隊と謎の女性「アデル」が出会い、彼らは数奇な運命へと導かれていきます。

味方はもちろん、敵として登場するキャラクターたちも個性豊かです。

様々な事情を抱えているため、フォーレンから住民を守るという目的は合致していても相容れない組織もあり、複雑な人間関係が垣間見えます。

バトルは3×7マスで構成されたフィールドで行われます。

右側が敵軍、左側が自軍となり、それぞれ一番端の縦3マスにユニットを設置し、端にいる隊長を先に倒した方が勝利となります。

ユニットの設置には「マナ」が必要で、このマナはターン開始ごとに2つずつ追加されていきます。

各ユニットで進軍するマスが決まっているためユニットの進退は操作できませんが、縦3マス間でのレーン変更は可能です。

ユニットのステータスは攻撃力である「ATK」と体力の「HP」の2種類あり、6種類のクラスに分けられています。

初回のATKは低いが攻撃する度にATKが上がるファイターや、ATKは低いがHPが多いディフェンダー、1ターンの間に2回攻撃ができるスカウトなど、それぞれクラス毎に特性が異なります。

ユニット間の相性は特に設定されていないので、ステータス差のある敵に対しても状況次第で活躍できます。

ユニットの中には特殊スキルを持った者も存在します。

こちらも攻撃や補助、回復など種類は様々ありますが、出撃時に発動するスキルを持ったユニットは設置のタイミングが重要になってきます。

例えば「出撃時、対象の味方に1ATKプラスする」などのスキルを持つユニットの場合、初回ターンで設置してもあまりメリットがありません。

1のステータス差に泣かされる事も多いゲームなので、使い所によって勝敗を左右するスキルでもあります。

自軍の進軍状況を見ながらベストのタイミングで投入して下さい。

「ヘブンストライク ライバルズ」のバトルは、上記のようなシステムを駆使して展開されるため、常に戦略性が要求されます。

相手のユニット展開にも気を配らなければ「あと一歩」というところで敗北してしまう事も少なくありません。

また、ユニット設置に必要な「マナ」がどうしても不足気味になるため、高コストの高性能ユニットだけでは勝てないのもこのゲームの特徴であり、ゲームを面白くしている要素の一つだと思います。

勝利条件が全軍撃破ではないので、一見不利に見える状況でも先に隊長を撃てる布陣を敷く事ができれば一気に有利になります。

なお、その隊長には「隊長スキル」が用意されています。

射程やマナの縛りが無い代わりに、隊長スキルの発動はターン回復制になっています。

スキルの種類は攻撃や補助、回復など複数あり、効果の高いスキルは回復ターンも多く設定されているため1バトル中に1度しか発動できない事も多いですが、形勢逆転のチャンスになりえるスキルでもありますので、自分の戦術にあったスキルを見極めて下さい。

戦略性の高いバトルばかりに注目してしまいますが、メニュー画面や背景イラスト、バトル時のエフェクト等もとても丁寧に作られています。

繊細なイラストで描かれたキャラクターや、奮い立つようなBGMで彩られる華やかなゲーム画面は、RPG好きなユーザーにとって胸躍らせるものばかりです。

久しぶりにじっくりとRPGをプレイしたいというかたは、ぜひゲーム性も兼ね備えた「ヘブンストライク ライバルズ」で壮大な世界を堪能して下さい。