にゃん王国のレビューと評価

レビュー内容（4.05点）

• にゃん王国とは
• プレイ動画
• プラスポイント
• ねこの動きや表情に心奪われる
• 5匹の傭兵チームで魔物討伐へ
• 爪とぎや温泉に浸かる姿を撮影
• なでなでして絆を深めていく
• 村の雰囲気を大きく変える装飾品
• マイナスポイント
• 素材不足の解消手段が少なめ
• 総評レビュー・総合評価

にゃん王国とは

「にゃん王国」はねこ傭兵団の戦いを見守りながら、村の発展を進めていく放置系RPGです。

騎士や魔術師、忍者などの多彩な姿を持つねこたちと、魔物退治や村の開拓に励みましょう。

ねこたちの背中を眺めて遊ぶ手軽なオートバトルだけでなく、村の飾りつけや写真撮影にも惹き込まれる作品です。

物語にはスチル演出付きで、ジト目や驚いた顔の立ち絵がどれもかわいい。

本作は新たな傭兵団を結成したねこ3匹が主役となり、敵勢力や少し変わった魔物と戦う依頼遂行の物語を楽しめます。

喜怒哀楽の感情が伝わりやすい立ち絵イラストもかわいらしく、ほのぼのとした雰囲気のストーリーに心奪われました。

序盤のストーリー会話はボイス付きで展開されるため、ぜひ音声と共に傭兵ねこたちの物語へ触れてみてください。

武器で戦ったり、何かを食べるねこの戦闘姿に見入ってしまった。

拠点の村では歩き回ったり昼寝して過ごしたりと、ねこたちが自由に過ごす姿を眺められます。

ステージ進行で村の開拓と建物が増加し、仲間の遊ぶ場所が増えていく点も見逃せません。

自分好みの装飾で彩った村を作り出し、ねこの日常を写真に記録してみてはいかがでしょうか。

プレイ動画

プラスポイント

ねこの動きや表情に心奪われる

手裏剣やシャボン玉と、ねこが持つ武器も多種多様で見ていて楽しい。

本作には傭兵団の仲間として50以上のねこたちが登場し、騎士や職人、射手に吸血鬼と多彩な姿を持っています。

ねこごとに衣装や毛色に個々の特徴があり、イラストと3Dのかわいい姿に癒されました。

サイズが小さめな子ねこの仲間もいるので、推しを傭兵団のエースとして活躍させてみてください。

武器を人のように操ったり、仲間を応援するねこたちの姿に癒された。

ねこたちの移動は四足歩行、戦闘時や遊ぶときは二足立ちと、3Dの動きにもこだわられている印象です。

戦闘スキル発動時のカットインの表情も見ごたえ抜群で、小さな体で武器を振り回す姿に惹き込まれます。

村の中では爪とぎや昼寝をして過ごす姿も眺められるため、ねこ好きの方なら充足感に浸って遊べるのではないでしょうか。

5匹の傭兵チームで魔物討伐へ

3×3のマスに仲間を配置し、前衛と後衛を決めてバトルへ出撃。

傭兵団の物語を進めていくには、ストーリーステージで魔物退治に挑まなければなりません。

チームには最大5匹までねこたちを配置可能で、前衛と後衛の位置や人数をプレイヤーが調整可能です。

陣形に応じてHPと攻撃力の補助効果が付くため、役割ごとにねこの位置を決めましょう。

ゼンマイ式のねずみにダンボール製のカメレオンと、かわいい魔物も多い。

戦闘はスキルのみ手動発動可能なセミオートシステムで、基本行動はすべて自動化されています。

ねこ同士が争ったり風変わりな動物系の魔物と戦ったりと、かわいい傭兵の行動を背中から見守るバトルは遊びやすく感じました。

スキルは回数制限なく何度も使えるので、発動をオート化して眺めて遊ぶ形でも問題ありません。

50匹以上の鳥が洞窟から襲撃。全部倒せば次のランクの耐久戦に挑める。

また、バトルはストーリーステージ以外に、鳥の襲撃を退ける耐久戦やタワー系コンテンツもあります。

放置系作品ではおなじみのバトル要素が揃っていて、一部バトルでは通常と異なるカメラ位置から戦闘が楽しめるのも良い点です。

ステージで行き詰まったときには、サブコンテンツで育成素材の収集に励んでみてください。

爪とぎや温泉に浸かる姿を撮影

素材は放置報酬に頼る部分も大きいので、資金や経験値を生む施設は育てたい。

本作はステージで物語を進めると、仲間になったねこや魔物が住む新たな施設を建築できます。

施設増加に応じて放置報酬の増加や製造が開放され、ねこの戦力アップにもつながる仕組みです。

各建物にはレベルアップ要素もあり、強化が進めば施設周りの姿も豪勢になっていきます。

運が良ければ毛玉を吐き出したり、あくびをする場面に出会えることも。

村の中では仲間のねこたちが自由に行動し、タップすればどう過ごしているかを拡大視点で確認できます。

施設を使って爪とぎや昼寝する姿が特にかわいらしく、スヤスヤと心地良さそうな寝姿に見入ってしまいました。

ねこは水嫌いのイメージだが、ゆっくり休める温泉は別なのだろうか。

さらに特定のねこをピックアップし、村で過ごす一幕を記録可能な撮影モードがあるのも特長の1つです。

プレイヤーの好きな角度から撮影を行えるほか、記録に残した写真をSNSなどで共有する機能も備わっています。

推しのねこに決めポーズを取ってもらい、お気に入りの場所で写真撮影を行ってみてはいかがでしょうか。

なでなでして絆を深めていく

なでられて気持ちよさそうな顔をするねこたちに心奪われてしまう。

傭兵ねこたちの頭をなでなですると、絆が深まって好感度の上昇が狙えます。

好感度アップでステータスが少し上昇し、加えて写真撮影用の決めポーズが増えていく形です。

なでられたときの照れ顔や終わった後の満足顔は一見の価値があるので、全員に愛情を注いであげましょう。

村の雰囲気を大きく変える装飾品

装飾にはいくつかのテーマがあり、セットを揃えれば報酬も獲得できる。

探索部隊を結成して各地へ出撃させると、装飾品作りの素材に使う木材や石材が手に入ります。

装飾品には銅像や街灯、木々に遊具と多彩なアイテムがあり、村に置いて自由な飾りつけが行えます。

アイテムは獲得素材だけですべて引き換えられるので、希少素材などを使わない点も好印象でした。

桜を植えたりお出迎え用のゲートを作ったりと、村作りにも熱中してしまった。

製造した装飾品は建物や道に干渉しなければ、プレイヤーの好みの場所へ配置可能です。

ストーリー進行で新たなエリアも開拓されていくので、自由度の高い村作りも楽しめるのではないでしょうか。

テーマパークや桜がテーマの装飾を収集し、自分だけのねこの村を作り上げてみてください。

マイナスポイント

素材不足の解消手段が少なめ

ステージ進行にはねこの育成が欠かせず、経験値が大量に必要となる。

本作はストーリーステージを周回する機能がなく、クリアすれば過去のステージへ挑むことができません。

周回でねこの育成素材が集められず、行き詰まれば放置戦闘で素材が貯まるまで先へ進むのが難しくなります。

サブコンテンツやアイテムで素材集めができるものの、資金や経験値不足で悩まされる場面は多めな印象です。

総評レビュー・総合評価

「にゃん王国」は二足立ちで戦う戦闘場面だけでなく、穏やかな時間を過ごす村でのかわいい姿にも目を奪われる放置系RPGです。

ねこ好きにはたまらない癒される場面が数多くあり、戦闘の手軽さや村の装飾要素も見逃せません。

動物好きの方や和やかな雰囲気のRPGを遊びたい方は、ぜひ試してみてください。