リバースブルー×リバースエンドのレビューと評価

レビュー内容（4.10点）

• リバースブルー×リバースエンドとは
• プレイ動画
• 関連ジャンル
• プラスポイント
• 不老不死の魔王が人類救済に動く
• 文字演出に目を奪われるバトル
• イラスト変化で成長の実感が湧く
• 騎士たちをラーメンでもてなす
• マイナスポイント
• 一部タイプの編成騎士が限られる
• 会話パートの控えめな演出
• 総評レビュー・総合評価

リバースブルー×リバースエンドとは

「リバースブルー×リバースエンド」は不老不死の魔王が騎士たちと共に、魔剣を回収して神々に抗うファンタジーRPGです。

騎士の召喚とスキル指示を出し、敵の中枢を討ち取って魔王に勝利をもたらしましょう。

派手な文字演出付きのタワーオフェンスバトルと、ストーリーや騎士たちの育成と交流もじっくり触れられる作品です。

主人公を陛下と呼ぶ騎士たちと魔剣の回収、または破壊の任務をこなす。

本作は神々と人類の争いが起き、8度も滅亡危機を乗り越えた世界が舞台です。

魔剣の力で人類を消し去ろうとする神々に、主人公「運命」が騎士たちと協力して抵抗する姿が描かれます。

魔王を名乗る主人公と気さくに接する騎士の関係性が良く、フルボイスのプロローグや場面を盛り上げるスチル演出にも心奪われました。

ちびキャラが戦うタワーオフェンス。必殺技の文字演出に見入ってしまう。

敵勢力との戦いは魔王を防衛しながら、敵の中枢戦力を叩くタワーオフェンス形式です。

コスト管理とスキル発動タイミングが勝敗の鍵を握るため、出撃順や編成騎士をしっかり選ばなければなりません。

必殺技発動時の文字演出がカッコ良く、シンプルで遊びやすいシステムに好印象を受けます。

ホーム画面に推しの騎士を置くと、ボイス付きでさまざまな反応を楽しめる。

ストーリーバトル以外に、高難易度や深層へ潜るサブコンテンツも備わっています。

騎士育成もやりごたえ抜群で、成長に応じてキャライラストが変化する点も見逃せません。

信頼度要素が付いているため、推しの騎士とバトルやサブコンテンツに触れてみてはいかがでしょうか。

プレイ動画

関連ジャンル

ロールプレイング

ファンタジーRPG

やり込み

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プラスポイント

不老不死の魔王が人類救済に動く

スチル演出の数が多く、場面ごとに笑顔や苦難の差分があるのも見ごたえ十分。

ストーリーパートでは、魔剣の力で生み出された虚像世界を壊して人類救済に励む騎士の物語が語られます。

会話の表情差分やスチル演出が豊富で、特異スライムに対処したり強気な少女を煽る場面などは印象に残ります。

軽めのゴア表現があるものの、暗く重々しい雰囲気だけではなく、日常シーンや軽口を言い合う明るい場面も見れる点は筆者好みでした。

図鑑で専門用語を確認した後、ストーリーを読み直せるのもありがたい。

ストーリーの専門用語には解説があり、図鑑を読むと物語をしっかり補完できるのも特長です。

人物以外に過去の人類史や勢力と細かな知識を得ることで、物語の没入感がさらに増すのではないでしょうか。

仲間のプロフィールも照会できるため、気になる騎士やキーアイテムの情報を探ってみてください。

文字演出に目を奪われるバトル

火力系は召喚コストが高め。バトル序盤は回収役を喚びコストを溜めるのが定石。

本作の戦闘は6人まで騎士を喚び出し、敵勢力の中枢を叩くタワーオフェンス形式で進めます。

召喚には騎士ごとに定められたコストを消費し、戦況に合わせて出撃順も考えなければなりません。

騎士は火力系以外にコスト回収や支援、妨害の役割があり、編成キャラ次第で短期戦や耐久と戦い方が選べるのも面白い点です。

必殺技は何度でも発動可能で、主人公が倒されない限り騎士の再出撃もできる。

騎士は召喚した後、自動で行動して必殺技発動に必要なゲージを溜めてくれます。

必殺技は強力な一撃を放てるだけでなく、一時的に暴走状態となって敵戦力を大幅に削っていく爽快感も格別です。

大技を強調する文字演出に加え暴走中は肌色が変化したりと、視覚的に強化状態が分かりやすいのも好感が持てました。

バトルは召喚と必殺を自動化可能。最大3倍速でサクサクと攻略が進む。

戦闘は騎士を召喚した後、任意タイミングで必殺技を使うだけとシンプルさが目立つシステムです。

ストーリー進行中に何度も戦闘機会があり、腕試しのボス戦やタワーバトルまで備わっています。

有利属性だとダメージアップが狙えるので、敵に合わせて騎士を入れ替えながらバトルへ挑むのもいいかもしれません。

イラスト変化で成長の実感が湧く

最大レベルまでの道は遠い。編成キャラをバランス良く育てるのが良いかも。

騎士たちはレア度問わず、入手段階から全員が200Lvまで成長可能と育成のやりごたえも十分です。

レベル以外にスキル強化や限界突破での能力上昇ができ、低レアもしっかり戦力として活躍します。

どの騎士も特殊素材を使ってのレア度アップが可能なので、推しにリソースを注いで最高戦力に鍛えてみてはいかがでしょうか。

素材は序盤のステージでも集まり、早い段階でキャライラストの解放が狙える。

騎士はステージ報酬素材を消費すると、覚醒段階を上げて自己能力の強化が行えます。

覚醒が7段階まで進むと深層育成が解放され、同時に美麗なキャライラストが新たな姿へ変わる点も見逃せません。

クリア済みステージはスキップ機能が使用可能で、素材集めが苦にならないのもうれしいポイントです。

騎士の記録が装備品として活躍。表紙だけでなく本の内容も気になってしまう。

また、騎士に「スクリプト」と呼ばれる本を装備すれば、ステータス強化とスキルの恩恵を得られます。

装備者と本特性の一致でステータスが大幅に上昇するため、戦闘での活躍機会が増すこと間違いありません。

ストーリーの記録もスクリプトとして残るため、物語をクリアして戦力アップに役立てましょう。

騎士たちをラーメンでもてなす

ラーメンで仲間を労う。仲間が好む味付けのレシピで料理を作るのが良い。

主人公はラーメン作りを得意とし、基地内に騎士へ食事を提供する憩いの場が用意されています。

麺やスープ、トッピングを自由に選んだラーメンを作り上げ、売上金は素材などと交換できる仕組みです。

ちびキャラがラーメンを食べている姿がかわいく、食事専用ボイスが付いている点には驚きました。

信頼度アップにはかなりのバトル回数が必要。周回で少しずつ絆を深めよう。

バトルで同じ騎士を使い続けると、回数に応じて仲間との信頼度が高まります。

キャラごとに決まった素材を渡すアイテム提出系ミッション付きで、条件を満たせば信頼度が高まり報酬も受け取り可能です。

信頼度アップは一筋縄ではいかない難易度なので、じっくり推しとの絆を深めましょう。

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マイナスポイント

一部タイプの編成騎士が限られる

アタッカーは活躍機会が多いタイプだが、もう少し支援の選択肢も増えてほしい。

筆者プレイ時点でも仲間騎士が40人を超えていて、さまざまな組み合わせを試してバトルへ挑めます。

ただ、一部特性を持つ騎士は数が少なく、特に回復とコスト回収役は編成対象が限定的です。

半分以上の騎士がアタッカー系キャラなので、もう少し支援タイプの仲間が増えることに期待します。

会話パートの控えめな演出

バトルや基地交流はボイスが聞けるのに、物語で音声演出が少ないのは寂しい。

本作はプロローグのみフルボイスで展開され、以降の物語は一部しか音声が付いていません。

会話パート中の斬撃エフェクトなども控えめな表現で、立ち絵だけの会話時は少し味気ないと感じます。

キレイなスチルイラストを含めて記憶に残る場面も多かった反面、バトルと比べて物語は演出面で盛り上がりに欠ける印象を受けるのが残念です。

総評レビュー・総合評価

「リバースブルー×リバースエンド」では、派手な文字演出に目を奪われるタワーオフェンスバトルが楽しめます。

レベル上限値が高い育成にやりがいを感じ、ラーメン作りやバトルのサブコンテンツがあるのも良い点です。

タワーオフェンスやファンタジー色が強めな作品が好きな方は、ぜひ遊んでみてください。