ふごう勇者とびんぼう勇者をじっくり遊んで徹底レビュー！

ふごう勇者とびんぼう勇者の遊び方や序盤攻略、特徴と魅力をレビュー

スマホゲームとしてある程度ジャンルとしての地位を確立した感がある、「放置系」ゲーム。

ゲームなのに放置？プレイしないの？という疑問をお持ちの方でもゲームをダウンロードして起動していただければそのコンセプトがお判りいただけるかと思います。

「ふごう勇者とびんぼう勇者」も放置系RPG風のゲームのひとつですが、独特の設定が加味されて、放置系ゲームとしての妙味が増す、という作用が起きています。

この世界の勇者は2タイプ。

金持ちで、自分では直接武器を持って手を下さず、蓄えたゼニをボスモンスターにぶつけて倒すふごう勇者と、ふごう勇者が販売している武器を渋々購入し、ボスモンスターの取り巻きの雑魚モンスターに挑み相討ちしてボスモンスターに到達することが永久に不可能なびんぼう勇者。

プレイヤーが操る主人公はふごう勇者の方になります。

操る、と言っても店番しているだけで一歩もその場から動くことはありませんが……。

ボスモンスターも種類が豊富で、倒しても倒しても次から次へ新しいモンスターが登場します。

ふごう勇者はさらわれた姫を追って、モンスターたちに戦いを挑みます。

いや、貧乏人に戦わせる、と言った方が正しいでしょうか。

資本家と労働者といった社会の縮図のようなこの「ふごう勇者とびんぼう勇者」ですが、せっかく助けた姫様はかなり性格が歪んでおり、まるでふごう勇者から逃げるかの如く次々と新しいモンスターに自らさらわれて行きます。

ふごう勇者と姫のやり取りは思わずニヤリとしてしまうものばかりなので必見ですよ。

姫をさらうボスモンスターは、徐々にパワーアップしていきます。

なので、販売する武器のレベルアップをして売価を上げ、更に多くのゼニをぶつけてやらないと仕留めることができません。

また、販売する武器種を増やすこともできます。

序盤は剣や棍棒、槍や斧といったオーソドックスな武器が多いですが、次第に手裏剣や銃火器のような変わり種も取り扱えるようになります。

レベルアップや新武器の仕入れにはお金を消費しますが、販売価格が超絶ボッタクリ価格ですので比較的すぐに元はとれます。

やればやるほどびんぼう勇者が不憫に思えてきますが、ボス討伐のための言わば生贄のような存在と割り切るしかありません。

ボスの倒し方はただひとつ。

主人公であるふごう勇者をロングタップするだけ。

画面上部に表示されている所持金のところから、まるでカジノのスロットマシンのジャックポットのように貨幣がボスに降り注ぎます。

びんぼう勇者では触れることすらかなわぬボスに、完全に安全が確保された遠隔地から攻撃ができる、ある意味モンスターよりよっぽど卑怯なふごう勇者。

ただ、姫との次のやり取りを見たいがために、放置系ゲームなのについついプレイしてしまうあたりは制作サイドの思惑にドップリハマってしまった証拠でしょうか。

とにかくシンプルなのによく出来たゲームだと個人的に高評価です。

姫とのエピソードはうっかりスキップしてしまってもご安心を。

後からあらすじ一覧として再度閲覧も可能です。

びんぼう勇者を一気に来店させて収益を上げたいときは、SALEの実施も可能です。

画面右上の「SALE」ボタンをタップするとゲーム内課金アイテムの宝石を1個消費してSALEが開催できます。

★SUPER SALE★のテロップとともに短時間ではありますが集客力がアップして短期的に大きな収益を上げることができますよ。

ついついプレイしてしまう「ふごう勇者とびんぼう勇者」。

姫様も次第に心変わりしてふごう勇者に心を開く……？日はくるのでしょうか……。