脱出ゲーム　魔王城からの脱出　-救出編-をじっくり遊んで徹底レビュー！

脱出ゲーム　魔王城からの脱出　-救出編-の遊び方や序盤攻略、特徴と魅力をレビュー

「脱出ゲーム　魔王城からの脱出-救出編-」は、勇者が魔王城に捕らわれた姫を救出する、というRPG風な設定の謎解き、探索、脱出ゲームです。

オープニングはなかなか魅力的な王道RPG風、イベントは漫画タッチのイラストに吹き出しセリフ、というコミカルな静止画ヴィジュアルで進んで行きます。

上下左右キーによる一人称視点の3Dダンジョンで、魔王城内の暗い雰囲気はまさに王道RPGそのもので、雰囲気が高まります。

そしていつ敵とエンカウントするのか、とドキドキしながら歩くのですが、歩いていても敵と出会いません。

そうです「脱出ゲーム　魔王城からの脱出-救出編-」はあくまでRPG風の脱出ゲームです。

そのため、敵とのエンカウントにわずらわされず、思う存分謎解きに専念できます。

王道ロープレ好きで謎解き好き、そして雑魚敵は正直邪魔、と一度は考えたことがある人は多いかと思いますが、そういう人にとって理想的な形と言えるでしょう。

アイテムを使ったりパズルを解いたりしながら、ダンジョン攻略をしていきます。

ダンジョン攻略のためには謎解きが不可欠で、あちこちにたくさんの仕掛けがありますが、どれもなかなか硬派でありつつ、難し過ぎるということもないバランスです。

見た目のかわいいヴィジュアルに反して、内容は充分に真面目な脱出アドベンチャーと言うことができます。

ダンジョンは大きすぎず、小さなダンジョンの中にたくさんの攻略ポイントがあるので飽きもこず楽しめます。

上の画像、遠目には白い馬の絵ですが、近づくと絵がバラバラになっています。

これを完成させることでアイテムをゲットできます。

そして手に入れたアイテムを使って、また別の仕掛けを解くわけです。

たとえば石板を手に入れて、欠けた石板にはめ込んでいく、という形です。

ここら辺、シンプルで分かりやすい画面なのでストレスが溜まらずに良いです。

どう見ても何かをはめこみたくなる欠けた石板です。

ボードパズルのみならず、3D空間を生かしたロープレならではの謎解きもあります。

たとえば上の画像、石像を全て壁側に向けさせるものですが、一つの向きを変えると他のも動いてしまいます。

もちろん法則をもって動いているので、まずその法則を見つけてから、全てが壁向きになるようにします。

さて最初のほうでダンジョンを歩いていても敵とエンカウントしない、と書きましたが、ちゃんと敵とのバトルはあります。

しかしその敵とのバトルも謎解き要素が用意されています。

たとえば上の画像、銀という文字が書かれたパズルを解いたら扉が開きました。

扉の中には敵が待ち構えています。

しかしこの敵、まともに戦っても絶対に勝てません。

ためしに攻撃してみたら与えたダメージ「1」でした。

この敵を倒せる何かを手に入れないといけません。

一体何を手に入れればいいのか、そのヒントはもちろん扉に書かれていた「銀」にあるわけです。

「脱出ゲーム　魔王城からの脱出-救出編-」は、ライトな王道ロープレスタイルで、気軽に真面目に謎解きを楽しめるゲームです。