ゼンレスゾーンゼロのレビューと評価

レビュー内容（4.65点）

• ゼンレスゾーンゼロとは
• プレイ動画
• 関連ジャンル
• プラスポイント
• 表と裏の顔を持つ兄妹物語
• ハイクオリティ3Dの都市探索
• 切り替え連携が気持ち良いバトル
• モニターを進みギミックに触れる
• 兄妹の生活を彩る街の日常
• マイナスポイント
• 仲間ごとの操作に慣れが必要かも
• 総評レビュー・総合評価

ゼンレスゾーンゼロとは

「ゼンレスゾーンゼロ」はエージェントたちのガイド役となり、災害の跡が残る都市を探索するアクションRPGです。

個性豊かなエージェントたちでチームを作り、怪物と戦って受注依頼の達成を狙いましょう。

美しい3Dとイラストで描かれる物語だけでなく、スピード感や爽快さがクセになるバトルに熱中してしまう作品です。

物語を1つ終えると、1日の出来事をまとめた書き込みが見れるのも良かった。

本作は案内役として有名な「パエトーン」と呼ばれる兄妹を主役に、都市絡みの依頼へ挑む姿が描かれます。

便利屋や建設会社などの他組織と絡むコミカルな会話シーンが面白く、要所で大迫力の3Dムービーが流れる点も見逃せません。

特定キャラとの個別ストーリーもあるため、推しが活躍する物語を堪能してみてはいかがでしょうか。

怪物を倒して都市の奥地へ進む。キャラごとに扱う武器が異なり戦い方も変化。

依頼で訪れる災害地域では、さまざまな姿を持つ怪物との戦闘が発生します。

戦闘中はパッド操作で攻撃や固有スキルを繰り出せるだけでなく、パリィにジャスト回避とアクション性を高める要素付きなのも良い点です。

メンバーを切り替えながら戦う戦闘は遊びごたえ抜群で、スキルや必殺技の動きにも見入ってしまいました。

育成要素ももちろん搭載。レベル・スキル・装備を育てて戦闘に出撃しよう。

探索パート中はモニター内を進み、特定のマスを踏むと多種多様なイベントが発生します。

行く手を阻む妨害ギミックもあり、移動制限やスイッチの謎解きが探索を盛り上げてくれます。

PCや家庭用ゲーム機でも遊べる作品なので、好みの端末でバトルと探索に触れてみてください。

プレイ動画

関連ジャンル

ロールプレイング

アクションRPG

爽快

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プラスポイント

表と裏の顔を持つ兄妹物語

兄か妹のどちらかを主人公に選択。選ばなかった側も登場機会は多め。

物語は街でビデオ屋を営みながら、「ホロウ」と呼ばれる災害地域のガイドも非公式で行う兄妹が主人公です。

基本的に主役側がエージェントを導くナビ役を務め、もう一人は隣でさまざまな助言を行ってくれます。

兄妹はお互いの近くで行動しあうため、どちらを選んでも物語の大筋に変わりはありません。

兄妹はかわいい小型機械「ポンプ」と意識を共有し、災害地域の案内を行う。

ストーリーには3Dキャラの会話やムービーのほか、コマ送りで各場面を描くイラスト演出もあります。

さまざまな相手の依頼を受けて動く物語は読みごたえがあり、CGアニメの一幕を描いたような3Dムービーは圧巻の一言です。

主要ストーリーはボイス付きなので、物語重視の方に高い満足感を与えてくれるのではないでしょうか。

ハイクオリティ3Dの都市探索

物語戦闘に難易度調節があり、アクションが苦手な方への配慮があるのも良い。

本作は戦闘や会話シーンに、クオリティの高いアニメ調3Dが使われているのも特長です。

エージェントごとの攻撃動作がカッコ良く、表情豊かに描かれる会話場面に夢中になってしまいました。

レア度関係なく固有演出付きの必殺技を持ち、キャラに応じた多彩な動きが見れる点に好印象を受けます。

1エリアの敵を倒すと先に進む道が開き、奥で新たな怪物との戦闘が発生する。

都市探索パートは指定地域内を駆け回り、道中で怪物との戦いを繰り広げます。

廃線となった駅や工事現場とさまざまな場所があり、災害跡を横目に奥へ進むワクワク感もたまりません。

エージェントの戦い方や周りの景色に注目しながら、数々の依頼達成を狙いましょう。

切り替え連携が気持ち良いバトル

同勢力でシナジー効果があるため、相性の良い仲間でチームを組みたい。

怪物との戦闘では、3人チームでキャラを切り替えながら戦いに挑みます。

パッドには移動・攻撃・スキル・必殺・回避・キャラ変更のボタンがあり、通常攻撃は連打でコンボがつながっていく仕組みです。

長押しで攻撃時間の延長や派生動作に移行するキャラもいて、仲間ごとに異なる技の把握が勝利に欠かせません。

光が見えた瞬間に回避か切り替えを入力。連携を何度も決めるのはクセになる。

敵攻撃に対してジャストタイミングで回避かキャラ変更を入力すると、危機を脱して即時反撃が狙えます。

動きに合わせて素早く行動を選ぶ緊張感ある戦闘が楽しく、弱点破壊で動きを鈍らせるブレイク要素がある点も見逃せません。

キャラ切り替えが反撃や回避手段として上手く落とし込まれている印象で、連携でダメージを稼ぐ爽快感が格別でした。

必殺発動時に短い専用演出が入る。キャラがアップされる瞬間がカッコ良い。

また、攻撃を重ねてエネルギーを溜めると、キャラが持つ必殺技を任意で発動可能です。

専用演出が短めで戦闘のテンポを損ねず、通常攻撃やスキルのコンボに組み込みやすいのも好感が持てます。

もちろん危機回避の手段としても役立つので、コンボやピンチ逆転の場面で発動してみてはいかがでしょうか。

モニターを進みギミックに触れる

連結したモニター内を進み、マスごとに起きるイベントをクリアしていく。

依頼進行はポンプのエリア移動と、エージェント視点の戦闘探索の2つに分かれています。

ポンプ側はモニター内でイベントを起こすボードゲーム風の遊びで、通常とアイコンが異なるマスを踏むと戦闘イベントなどが発生します。

探索エリア内でしか使えない資金を集めるやり込み要素があり、コインを消費して道を開くと追加報酬を獲得可能です。

箱でスイッチを押したり、台を目的地までつなぐギミックがある。

また、一部依頼エリアでは、ポンプエリアに数々のギミックが登場します。

スイッチで移動方向を変えたり爆弾で壁を壊したりと、多種多様な謎解きもやりごたえ十分です。

謎解きの難易度はそれほど高くないので、周りのモニターから役立つものを探しクリアを狙ってみてください。

兄妹の生活を彩る街の日常

物語が進むとビデオ屋周囲だけでなく、駅や軍事施設などの場所も探索できる。

依頼外の時間に入ると、主人公を操作して街の探索に繰り出すことも可能です。

街の店を利用すると戦闘で発動する強化効果が得られたり、路地裏で宝箱も見つけられます。

一部依頼はNPCとの会話が前提条件なので、一度隅々まで街中を散策してみてはいかがでしょうか。

レトロ感を味わえるミニゲーム。気分転換に遊んでいたら熱中してしまった。

さらに街中のゲームセンターへ入ったり、ポンプを見つけるとミニゲームをプレイできます。

回路接続で壊れたポンプを直したり、地面を掘り進む簡単なゲームに時間を忘れてプレイしてしまいました。

一部ミニゲームはマルチプレイで遊べるため、友だちと一緒に遊んでみるのもいいかもしれません。

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マイナスポイント

仲間ごとの操作に慣れが必要かも

本作はゲーム容量が15G以上もあり、遊べる端末を選んでしまうのも難点。

バトル中はエージェントを自由に動かし、攻撃やスキルの連携で怪物撃破を狙わなければなりません。

ただ、キャラごとに長押し対応の技や特殊ダッシュなどの個性があり、操作慣れまで少し時間が掛かる印象です。

エージェントの特性を把握できる訓練所が備わっているので、使用頻度の高いキャラは一度練習しておくことをオススメします。

総評レビュー・総合評価

「ゼンレスゾーンゼロ」は災害都市を舞台に、エージェントを導く兄妹の物語が堪能できる作品です。

クオリティが高い3D演出に圧倒され、ジャストタイミングでのパリィや回避成功が爽快なバトルにも惹き込まれます。

物語重視のソロで遊べる作品を求めている方やアクションゲームが好きな方は、試してみてはいかがでしょうか。