インクオンをじっくり遊んで徹底レビュー！

和とサイバーが融合した不思議な世界観が魅力のシミュレーションゲーム

「インクオン」は、重厚なストーリーと戦略性の高いバトルが魅力のシミュレーションゲームアプリです。

リアルタイムで戦況が刻一刻と変化していく、タワーディフェンスの要素も兼ね備えた斬新なバトルが非常に面白く感じました。

登場キャラクターも個性的で、その魅力に惹きこまれるプレイヤーが続出しそうです。

和風パンクという独特な世界観

本作では「墨師」という、魔物と対峙できる特殊能力を持つ人物たちがメインのストーリーです。

舞台は近代的な学校と古代の和風建築が共存し、とても独特な雰囲気を演出しています。

主人公は一流の墨師を目指す学生たちの教員です。

つねに危険と隣り合わせながらも、学生たちを守りつつ青春を謳歌していくストーリーには感情移入もばっちりです。

学生たちのファッションもパンクっぽく、個性的で派手なものが多いです。

古風な世界観とのミスマッチにより、かえって斬新でありとてもお洒落に感じます。

兵士を育てよう

バトルでは墨師を最大4人までフィールドに出撃させられます。

墨師は自分たちが作り出す兵士を携えて戦場で戦いに挑むという設定です。

墨師は兵士を統率する武将のようなもので、墨師を強化するのではなく操る兵士を強化することが重要になります。

筆者はこのイメージがなかなか掴めず、強化画面でなぜキャラを強化できないのか悩みました。

普段のRPGに慣れている方はもしかしたら同じように混乱するかもしれませんので、ご注意ください。

プレイ動画

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リアルタイム要素を兼ね備えたバトルが特徴。緊張感がたまらない

リアルタイムバトルがアツい

戦闘では、画面の四方八方から襲い掛かる敵に社（やしろ）という拠点を破壊されないように守ることが目的です。

常にユニットは移動可能なので、敵が来る方向を確認しながら適切にユニットを動かし対処しましょう。

タワーディフェンス系のゲームのように、敵が波状攻撃を仕掛けてくるシーンもあります。

常に気が抜けず、緊張感あふれるバトルが楽しめます。

召喚で一発逆転

墨師はユニットを合成し、墨獣（ぼくじゅう）という強力なユニットを召喚できます。

攻撃力も非常に高く、敵を一掃できる力を持つので、ピンチに陥ったときに使うと効果的です。

ただし墨獣を召喚している間は、味方ユニットの数が減ってしまうことには注意が必要です。

場合によっては墨獣が敵を攻めている間、社を守る味方ユニットがいない事態になりピンチを招くことになりかねません。

バランスよく仕組まれたシステムには、思わずうなってしまいました。

事前予約中のタイトル！

拠点を発展させて部隊を強化。ストラテジーの側面も持つシステムが魅力

強化が重要

味方ユニットの強化方法は、兵士の強化と装備品の強化のほか、拠点に建てられる建築物のレベルアップでも可能です。

ストラテジーゲームのように時間経過で各建築物から成長素材を受け取れるのも特徴です。

建物の種類はストーリーを進めていけば徐々に増えていきます。

一般のストラテジーゲームのように自ら建築できるわけではないので、その点には注意が必要です。

兵士の強化そのものはかなりやりやすく、素材もたくさん手に入るためレベルアップそのものには苦労しないでしょう。

ただ、レベル上限を上げるランクアップは素材がなかなかそろわず難しいと感じました。

重厚なストーリーとバトルが魅力

世界が破滅に向かっているという陰鬱な設定にも関わらず、全体的にスタイリッシュな雰囲気が面白く感じました。

何より緊張感と戦略性を問われるバトルが、本作の大きな魅力です。

「インクオン」は完成度が高く、やりこみ度も十分なシミュレーションRPGアプリです。

各ジャンルの良いところを集めて実現した、バランスの良い仕上がりです。

斬新なゲームをお探しの方にぜひプレイしていただきたい、要注目の1本です。