ワールズエンドクラブをじっくり遊んで徹底レビュー！

退廃的な世界で少年少女が東京を目指して旅をしていくアドベンチャーゲーム

「World's End Club -ワールズエンドクラブ-」は、落ちこぼれだけが集められたクラス「がんばれ組」の生徒たちが、1200km先の東京を目指して日本各地を旅していくアドベンチャーゲームアプリです。

人類が消えた世界で「がんばれ組」の生徒たちが団結し、個性を駆使して困難を乗り越えていく姿は感動的でした。

「デスゲーム」が開幕

修学旅行で鎌倉に向かっていた「がんばれ組」ですが、乗っていたバスが事故に巻き込まれてしまいます。

彼らが目を覚ますと、そこは寂れた海中遊園地でした。

突如現れた謎のピエロに「デスゲーム」をするよう命じられますが、しばらくして「デスゲーム」は中止になります。

急展開の後、なんとか地上に戻れた「がんばれ組」一同ですが、彼らはそこで変わり果てた世界を目の当たりにします。

本作は「ダンガンロンパ」シリーズの小高和剛氏がクリエイティブ・ディレクターを務めています。

デスゲームの脱落者に描かれた「ピンク色のバッテン」といった表現も見られるので、ファンの方は一層楽しめるかもしれません。

選択次第で物語が分岐

プレイヤーは「がんばれ組」のリーダー的存在「れいちょ」となり、クラスメイトのみんなと東京を目指して日本各地を旅していきます。

プレイヤーの選択次第で次の目的地が変化したり、ストーリーが分岐したりするので選択は慎重に行いましょう。

退廃的な世界を探索していく

本作は物語を読み進めていくアドベンチャーパートと、横スクロールのアクションパートの2つで構成されています。

アクションパートでは、目玉のついた巨大な植物や奇抜な色の生物が徘徊する世界を探索していきます。

危険な生物に襲われないよう身を隠したり、時には戦ったりしながら先に進んでいきましょう。

アクションというよりは謎解き要素を多く感じましたが、難易度自体はそれほど高くないのでパズルが苦手な方でも楽しめます。

プレイ動画

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困難に立ち向かっていく「がんばれ組」の生徒たちが魅力的

「がんばれ組」を応援したくなる

お互いをあだ名で呼び合うほど仲の良い「がんばれ組」の生徒たちですが、些細なことで喧嘩することもしばしばあります。

それでも本当に困難な状況では互いに助け合って乗り越えていく「がんばれ組」の姿には惹き込まれました。

そんな「がんばれ組」の中には「裏切り者」がいるらしく、彼らの物語がどのような展開になっていくのか楽しみです。

冒険の後はみんなでキャンプ

キャンプでは、食いしん坊の「もーちゃん」や関西弁を話す「関西」といった個性豊かなクラスメイトたちと交流ができます。

クラスメイトの話を聞いていると世界の謎に関係していそうなエピソードがあったりして、先の展開を想像するだけでワクワクします。

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少年少女の持つ不思議な力が覚醒したときのワクワク感がたまらない

「がんばり組」の不思議な力

「がんばり組」の生徒には、みんなを助けたいと強く思った時に不思議な力が覚醒するという特徴があります。

覚醒後はアドベンチャーパートでも能力を使用できるようになり、キャラクター毎に異なるゲーム体験が楽しめます。

最初から「がんばれ組」の生徒たちには超人的な力があったのか、それとも彼らが眠っている間に何か起きたのか、「がんばれ組」に関する謎も魅力のひとつです。

迫力の覚醒シーン

危機に瀕した「がんばれ組」の生徒が覚醒するシーンはBGMと相まってかなりアツいです。

挿入されるカットインもスタイリッシュで、ストーリーが進むたびにどのキャラが覚醒するのか楽しみになっています。

「World's End Club -ワールズエンドクラブ-」は、12人の少年少女が1200km先の東京を目指して旅をしていくアドベンチャーゲームでした。

まだ最後まで遊べていないのですが、エンディングが2種類あって10時間以上遊べる大ボリュームな作品になっているらしいので、どういった結末を迎えるのか楽しみです。