世界の中心で、AIは戦うをじっくり遊んで徹底レビュー！

ロボットへの命令を組み替えて敵を倒していくパズルゲーム

「世界の中心で、AIは戦う」はロボットへの命令を組み替えていって敵怪人を倒していくパズルゲームアプリです。

毎回配置の異なる怪人たちを限られた回数の攻撃ですべて倒せるようなプログラムを組み、ロボットに命令します。

トライアンドエラーを繰り返して上手く命令を組んでいきましょう。

プログラムの書き換えパズル

プレイヤーはロボット「AI(ラブ)」を造った博士です。

彼を使って襲ってくる怪人を倒すのがゲームの目的ですが、困ったことにAIには「限られた種類の命令のみ」しか処理できず「攻撃回数も限られている」という制約があります。

そこでプレイヤーは怪人が襲ってくるたびにその種類と配置に合わせ、限られた攻撃回数で敵を全滅できるようAIのプログラムを書き換える必要があります。

AIが処理できるのは「敵との距離」、「目の前の敵の種類」などの判別で、それによって攻撃手段を変えたり待機させたりすることが可能です。

これらの命令を実際のプログラミングのようにして組んでいきます。

試行錯誤しながら挑もう

このゲームの面白いところは自分で組んだ命令が上手く機能し、怪人をすべて倒せたときの達成感です。

時に組んだ命令が思った通りの動作をせず、組み直しが必要になることもありますが、その過程も含め上手く問題をクリアできたときの楽しさは病みつきになるものがありますよ。

プレイ動画

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限られた命令を駆使して敵を倒せるようプログラムを組んでいくのが面白い

ブロックを配置で命令

命令プログラムはひとつの処理、判断に対応したブロックを足したり、並び替えたりすることによって組むことができます。

ややこしそうに見えるかもしれませんが、チュートリアルが丁寧なので心配は要りませんよ。

例えば敵が画像のように並んでいる場合、先頭の種類の敵は銃の攻撃一発で倒せますが、二番目の種類の敵は銃だと三発かかります。

銃を使える回数は三回なので、二番目の敵は銃ではなく剣で倒す必要があります。

そこで一番近い敵が先頭の種類の場合は銃で攻撃、二番目の種類の場合は剣で攻撃するように命令を組んでみました。

剣の射程は一マス分しかないので、敵との距離が近いときのみ剣を使う、という命令も併せて組み込んでおきましょう。

ルールと処理の把握が大事

先程の例のように、AIには敵の種類を判別したり、距離を判別したりする命令ができ、それによって行動を分岐させることができます。

命令は上から実行する、毎ターン最初の命令から処理していく、などの基本ルールがあるので、これらを駆使して上手く命令を組みましょう。

場合によってはAIが思った通りの動作をしてくれず、クリアできないときがあります。

そんなときは自分の組んだ命令を上からなぞって誤作動の原因を探してみましょう。

こういった試行錯誤をするのもこのゲームの醍醐味で、上手く原因を解消できたときはとても楽しいですよ。

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プログラミングの考え方でパズルを解くので、楽しみながら思考力が身に付く

プログラミング感覚で遊ぶパズル

ゲーム内で言及されているのですが、この作品のパズルは実際のプログラミングにおける考え方を使って解いていきます。

実際のプログラミングを、プログラム言語ではなくブロックを使って簡略化している、といった感じです。

筆者はプログラミングをかじった経験があるのですが、AIが思ったような動きをせず、命令のどこが悪かったのか原因を探しているときは特に実際のプログラミングと似たものを感じます。

この作品はブロックで簡単に命令を組める分、バグも探しやすいので遊びやすいですね。

プログラマー的思考が身に付く

もちろんこのゲームを遊んだからといって、実際のプログラミングの勉強になるかというと直接は関係ありません。

ただ、プログラムを組むときの考え方に慣れ親しむという点では楽しく身に付く良い教材ともいえるのではないでしょうか。

「世界の中心で、AIは戦う」は限られた命令で敵を全滅できるようプログラムを組むパズルゲームです。

実際のプログラミングの考え方が元になっている分、解き応え充分のパズルになっているので是非挑戦してみてください。