Vスト！をじっくり遊んで徹底レビュー！

美大生となり友人と共に作品提出を目指すカジュアルアクションゲーム

「Vスト！」は美大生のトモを操作し、友人と一緒に様々な作品を作るカジュアルアクションゲームです。

アプリはジャイロ機能を利用した移動が斬新で、感覚的な移動が楽しめます。

ストーリー内にはたくさんの友人が登場しますが、どのタイミングで誰と話すかによって完成する作品が変わる、マルチエンディングシステムです。

制限時間内に1つでも作品を完成させ、提出を目指しましょう。

落ちてくる障害物をジャイロ操作で避けながら進むアクションパートと、いつ誰と会話をするか考えるストーリーパートで緩急のバランスが良い作品でした。

ステージは大学の構内に見立てたマップを、昇り降りしながら進みます。

ジャンプは上へのスワイプを、左右の移動は端末の傾きを利用します。

ジャンプ中にもう1度上にスワイプすることで、2段ジャンプができます。

足場にうまく乗りながら、目的地を目指しましょう。

話をしっかり聞こう

目的地にたどり着くと、友人とのストーリーパートが進行します。

友人との会話は、次の目的地や新しい作品へのヒントをもらえるため、読み流さないように気をつけましょう。

私は序盤読み流してしまい、作れる作品を見逃すという失敗をしてしまいました。

また、会話イベント中は時間のカウントダウンが止まるため、ゆっくり読めるので安心です。

ジャイロ機能を活用した移動

建物や足場にストッパーがない場所では、少しでも端末の傾きがあると滑り落ちてしまいます。

しかしそれを逆手に取れば、下への移動は端末を傾けているだけで落ち続けられるため、とても簡単です。

昇りも慣れてしまえば難しくはないので、制限時間に気をつけながら探索してみるのも良いと思います。

また、このような壁になっている部分では端末を壁の方に大きく傾けることで、空中に留まれるため、特に「10号館」への移動におすすめの小技です。

足場もたくさんあるため、プレイヤーによって昇るルートが変わるのも面白い点だと感じました。

プレイ動画

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迫り来る提出期限とそれを阻む障害物を避けるアクションが楽しい

落下物に注意しよう

最初の目的地である「1号館」のあるマップでは、障害物は落ちてきません。

「1号館」を右へ移動すると、卵が落ちてくるマップに変わります。

卵に当たるとライフが減り、2つあるライフが0になるとバッドエンドとなるため、注意しましょう。

「10号館」では、落ちてくるレインボーくるくるに当たると時間が5秒減少します。

「10号館」は比較的アクション要素の少ない建物なので、左右の移動で避けてからジャンプして上へ進むと良いです。

レインボーくるくるは卵よりも落ちてくる頻度が多いため、特に会話イベントなどの用事がなければ、時間に余裕を持って提出へ向かうと安心です。

建物の位置を覚える利点

バッドエンド回避の有効策は、建物の位置を覚えることです。

最初のマップには、美術館や図書館、そして飲食店関係があります。

卵が落ちてくるマップに、7から10号館が上から順番に配置されています。

これを覚えるだけで、「どこどこで誰が待っているよ」という会話の後、迷子になることを避けられるのでおすすめです。

そんなに複雑なマップ構成ではないので、すぐに覚えられるのが嬉しい仕様でした。

事前予約中のタイトル！

1つの行動で提出作品が変わるマルチエンディングのストーリーが魅力的

情けは人の為ならず

友人たちと会話をしていく中で、製作に関係のないアイテムが手に入ります。

アイテムは左上に4つまで持てるのですが、一見いらなそうなアイテムが意外なところで役立ちます。

人を見かけたらとにかく近づいて会話イベントがないか確認していきましょう。

人を助けることが、自分の製作物を増やすことにつながります。

「Vスト！」内で恐らく1番困っているのが、このルナちゃんです。

ルナちゃんを助けることによって恐らくストーリーが分岐するのだと思うのですが、私は見つけられませんでした。

カジュアルゲームでありながらも、やりこみ度が高く飽きさせないのが魅力的です。

1つめの分岐点は、「1号館」で起きるボミちゃんとの会話イベントです。

この後「少し回り道をしてもいい気がする」というヒントが、トモからも出ます。

お昼を食べる前に、ボミちゃんと会話することが1つの分岐点です。

もしも製作物が増やせなくて詰まってしまったら、まずはお昼の前に「1号館」へ戻りボミちゃんと会話してみましょう。

提出期限の延長

全ての作品を完成させて提出するには時間がかかるため、途中で提出期限の延長ができる会話イベントが発生することがあります。

時間延長をお願いしに行く際に、既に完成した作品を持っていると、提出イベントになってしまうため注意が必要です。

作品を作っている途中で、「10号館」へ延長申請に行きましょう。

様々な分岐を経て、より多くの作品を作り上げ提出するとパーフェクトエンディングとなります。

全ての製作物を完成させて提出を目指すのも楽しいので、アクションに慣れたらいろんな建物を巡ってみると良いです。

アクションパートの操作性も個性的ですが、何よりも登場人物のキャラが濃いので、会話イベントも飽きずに進められました。

美大生気分を味わえるのも楽しかったです。

個性豊かな友人たちにも注目してほしい部分です。

「Vスト！」は、古き良きアクションゲームのようなステージ構成ながら、ジャイロ機能を使うことにより新世代のアクションゲームという感じがしました。

慣れるまでは苦戦しましたが、慣れてしまえば傾きの微調整が便利になります。

マルチエンディングなので周回する楽しみもあり、飽きずに楽しめました。

手軽なアクションゲームをお探しの方におすすめの作品です。