しがたん2 異邦人帰還をじっくり遊んで徹底レビュー！

しがたん2 異邦人帰還の遊び方や序盤攻略、特徴と魅力をレビュー

「しがたん2 異邦人帰還」は、ノベル形式で進んでいく推理ADVです。

「しがたん1」からおなじみ、戦争帰りの探偵ラスグレイブや可愛い助手と共に、殺人事件の裏にある真実に迫っていきましょう。

ラスグレイブ探偵を中心にストーリーが展開していく「しがたん2 異邦人帰還」は、ゲームを始めるといくつかのストーリーパートが選べます。

『迷い猫とペット探偵 晩秋篇』では、ラスグレイブ探偵に依頼された迷子の猫探しのストーリーが楽しめます。

アイリーンをパートナーとして進んでいくストーリーは、4つのエンディングに分岐しており、ストーリー中の選択によって物語が微妙な変化を見せます。

エンディングの達成度は（シナリオ達成度）で確認できます。

『迷い猫』は、短いライトノベルのように読み進められるコミカルパートなので、達成度のコンプリート目指してサクサクと進めてみましょう。

タップで進める文章は、画面を長押しするとスキップ状態で早送りが可能です。

早送り状態でもざっくりと読み進められるので、一度呼んだ内容は長押しで選択肢まで進めるといいでしょう。

さて、のんびりとしたペット探しを楽しんだら、「しがたん2 異邦人帰還」の本編である『異邦人帰還 入港篇』へと入ってみましょう。

殺人事件の謎に巻き込まれる『異邦人帰還』では、自称助手のクラリティがパートナーとして主に行動を共にします。

通常の会話の中から、突然自分の世界へとトリップして脳内妄想を繰り広げてしまう彼女は、重苦しい殺人事件の中でもコミカルさを演出してくれる魅力的なキャラクターです。

短編の「ペット探偵」とは異なり、本編は、長いストーリーと捜査が必要になる推理アドベンチャーが用意されています。

移動や調査を自分で進めていくため、0から謎に対して立ち向かわなければなりません。

本格推理ゲームが好きな人にはかなり楽しめるのが、調査パートではないでしょうか。

殺人事件の謎を追う「しがたん2 異邦人帰還」ですが、殺人に関してのえげつない画像などは一切なく、殺人現場の内容も文字だけで表現されていきます。

恐ろしい表現や演出がないので、怖がりな人でも安心して物語を楽しめるのがいいですね。

文字からの情景を思い描いて、状況をつかむように進めていきましょう。

推理捜査が中心となる『異邦人帰還』は、『迷い猫』パートとは違い、ボリューム満点の謎めいたストーリーが展開していきます。

会話シーンがフルボイスで進んでいく物語では、キャラクターの魅力を味わいながら少しずつ謎に迫っていくので、難しさよりもストーリーの魅力に引き込まれながら先へ先へと進めて行けます。

こちらも、物語の終着点ではエンディング分岐が待ち受けているので、細かな捜査で正しい謎解きを進めていきましょう。

「しがたん2 異邦人帰還」は、音声がつくことで魅力がさらに上がったキャラクターたちが、磐石な物語の上にコミカルな動きを見せてくれる、やりこみ要素抜群の推理アドベンチャーゲームです。

ライトノベルや推理小説が好きな人にお勧めの、時間をかけてじっくりと楽しめる物語が用意されています。