初めての告白は死んだ後でした。をじっくり遊んで徹底レビュー！

初めての告白は死んだ後でした。の遊び方や序盤攻略、特徴と魅力をレビュー

幽霊の女の子を主人公にした、切ないラブストーリーが楽しめる「初めての告白は死んだ後でした。」は、エンディング分岐のある放置系のアドベンチャー・ノベルゲームです。

「初めての告白は死んだ後でした。」の主人公は「八柳初香」という高校二年生の女の子です。初香は自分の誕生日である今日、想いを寄せる「九条先輩」に告白することを決意していました。

告白するため、いつも通り登校する先輩の後ろ姿を追いかけていた初香、しかし、途中で交通事故に巻き込まれてしまいます。九条先輩をかばって怪我をした初香の身体は、心臓が止まり死亡します。そして、突然の死に成仏できず行き場のなくなった初香の魂は「幽霊」として葬儀場の上を漂っていました。

誰にも気付かれない幽霊となってしまい、心細くなっていた初香に声をかけたのは、同じ学校の後輩である「七瀬賢雄」でした。僧侶の息子である彼は、成仏できない初香を気にかけており、初香が成仏するための手助けをしてくれると言います。初香の心残りは「九条先輩に告白すること」です。果たして、幽霊となってしまった初香の告白は叶えられるのでしょうか。

「初めての告白は死んだ後でした。」では、画面に現れる「お花」を集めながらストーリーを進めていくことになります。お花をタップすると画面左上の経験値ゲージが溜まり、ゲージが満タンになると次の章へと進むことができます。

回収したお花は時間経過で回復するようになっています。また、スムーズに「初めての告白は死んだ後でした。」を進めたい場合は、画面右下のお花アイコンをタップすることでたくさんのお花を出現させることが可能です。しかし、お花が画面に現れる総数は上限があるため、全てのお花を回収してから使用するのがオススメです。

さらに活用したいのが、お花アイコンの隣に配置されている二つのアイコンです。SNSとの連携機能がある「初めての告白は死んだ後でした。」では、これらの機能を利用することでお花の回復を何度でも行えるようになっているのが特徴です。時間に余裕がある場合は「お花の回復」を繰り返して、最後まで一気に進めてしまうのもいいかもしれません。

ストーリーの終盤になると「選択肢」が登場します。想い人である九条先輩か、初香に協力してくれた賢雄を選べるようになっており、選んだ選択肢によって「初めての告白は死んだ後でした。」の結末が変化します。エンディングを見たあとはもう一度最初からプレイできるので、ストーリーを二通り楽しめるようになっています。

ストーリーはいつでも読み返せるようになっており、途中で登場するキャラクターイラストも記録されています。エンディングによって表示されるイラストも変化するので、コンプリートを目指す人は、ぜひ繰り返しプレイして人の結末を見届けてあげて下さい。

切ないラブストーリーを楽しめる「初めての告白は死んだ後でした。」ですが、放置系ゲームとしては珍しい「エンディング分岐」があるのが印象的でした。ストーリーは女性向けの切ないストーリーとなっており、登場人物もそれぞれ可愛らしいキャラクターとなっています。しかし、初香の想い人である九条先輩は終盤にならないと心情が見えてこないので、最初の内は勘違いしてしまう人も多いかもしれません。繰り返し遊べるようにストーリーが進めやすいシステムになっているので、手軽にノベルゲームを楽しみたい人や、少女漫画が好きな人にオススメしたいアプリです。