ダンジョンへようこそ！をじっくり遊んで徹底レビュー！

ダンジョンへようこそ！の遊び方や序盤攻略、特徴と魅力をレビュー

「ダンジョンへようこそ！」は、魔王になってダンジョンにやってくる勇者を討伐するゲームです。

と言ってもダンジョンキーパーやタワーディフェンスゲームのように、複雑だったり忙しかったりするゲームではありません。

戦闘に関しては、勇者側のユニットの組み合わせはスロットでランダムに決まり、魔王側は予め組んでおいたユニットから、勇者側のユニットの属性に噛み合うように手札を選んでいくことになります。

属性には炎、水、木、それと光と闇があります。

何故か闇の魔王なのに光も使えるようです。

戦い自体は選んだユニットが自動で攻撃し続けてくれます。

それ以外の要素として、各モンスターはスキルを所持しており戦闘中にゲージが溜まったら出てくるアイコンをタップするだけで大丈夫です。

慣れてきたら右下のボタンをタップすると、戦闘を倍速で進めることが出来ますが、スキルを最速で出すのは難しくなります。

ただ、そこまでシビアなタイミングが要求されることも少ないのです。

各属性の相性は、炎は水に弱く、水は木に弱く、木は炎に弱い。

光と闇は互いに反発しあうが他の全ての属性に対して強いです。

なお、戦うユニットを自動で選んでくれるボタンもあるのですが、左から順番に選ぶだけなので、余程のレベル差がない限りはやらない方がいいでしょう。

割りと序盤から勇者側が強くなります。

モンスターユニットには、他にもこの手のゲームでよくあるレアリティが設定されており、ユニット下の星の数で表されます。

通常の無課金プレイだと殆どゴールド（ゲーム内通貨）でルーレットを回すことになりますが、これだと入手出来るモンスターのランクは最大でも4までです。

それ以上のランクのモンスターは、ジェムを使って入手することになりますが、ゲーム中で入手出来る数は少なく、多数入手しようと思えば課金することになります。

よくある要素として、余ったユニットは合成してレベル上げをすることも出来ます。

無課金の場合こちらでの強化がメインになるでしょう。

例によって同じ属性同士で合成したほうが上がりやすいので注意して下さい。

通常の戦闘に勝利しても経験値が貯まりますが、ごくわずかであり、到底ストーリーの進行に追いつきません。

戦闘開始時のスロットでは通常、勇者の属性がランダムで決定されます。

時々勇者以外のユニットらしきものが出てきますが、これはイベントです。

勇者側を強化してくるものもありますが、殆どの場合こちら側に有利になります。

そもそも勇者側のユニット枠一体分を消費するので、それだけでもこちらにメリットが大きいです。

更に極めて稀ですが、金が手に入るだけのこともあります。

モンスターのレベル以外に、プレイヤー自体の悪名ランクも存在します。

この悪名ランクが上がれば、より上級のダンジョンに居を構えられるようになったり、より沢山のモンスターでデッキを組めたりするようになります。

ついでに、ランクアップボーナスとして課金アイテムであるジェムも少し入手できます。

ある程度モンスターが育ってきたら、モンスター同士を戦わせてポイントランキングを競うMonster vs Monsterや、ダンジョンで倒した勇者の魂を利用して行う「冒険」にも挑戦してみるとよいでしょう。

Monster vs Monsterは特にデメリットもないので、手持ちモンスターの強さ確認に使っても良いと思います。

長々と書いてきましたが、このゲームはレトロな雰囲気と軽い遊び口が特徴のゲームで、攻略も悩むようなものではありません。

詰まったらお金を稼いでレベル上げをしてくるだけの古いRPG感覚で攻略していけると思います。

ただし、かなりしんどいです。

イベントやストーリー等もギャグテイストで、中々お手軽に楽しめます。

逆に言えば、ゲームとしてはかなりの要素を運に頼ることになります。

ダンジョンに来る勇者が相性のいい勇者かどうか、冒険で出会う敵の属性、モンスター召喚で呼び出すモンスターの属性や強さも全てランダムです。

戦闘も自動で進み、スキルも戦況を大きく覆せるほどではありません。

ストーリーの都合上悪役なので要所で汚い言動も見られるため、お手軽だからと子供に薦めるのは少しはばかられます。

海外のメーカーによるものなのか、所々にセリフの流れが気になるところ、ストーリー中のギャグがちょっと意味が分からないところがあります。

ですが、独特のドット絵がかもしだすレトロな雰囲気を味わいたい人、空き時間などにお手軽な戦闘を楽しみたい人にとって、この「ダンジョンへようこそ！」は十分楽しめるゲームなのではないでしょうか。

ぜひ一度プレイしてみてください。