フクロウと灯台をじっくり遊んで徹底レビュー！

話すフクロウと不思議な客人たちがダークな物語を紡ぐ放置系ノベルゲーム

「フクロウと灯台」は、不思議な灯台にやってきた客人たちが短い物語をつむいでいく、放置系ノベルゲームアプリです。

しゃべるフクロウと変わった客人たちの会話はどこか不思議で予想以上にダークなのが特徴です。

泥棒に虐待された娘、自分の息子を食べたい母親など、個性的な客人を迎え入れ、彼らの話に耳を傾けてみましょう。

木彫りが導く不思議な灯台

無口な老人と言葉を話すフクロウの住む灯台には、老人の作った木彫りを拾った人しかたどり着けません。

導かれる人々はみな闇を抱えており、フクロウとの会話から彼らの生い立ちや問題を知ることができます。

灯台を訪ねた人々は、しゃべるフクロウと会話を交わします。

フクロウ伯爵の毒舌な突っ込みにひるむことなく、彼らの抱える闇をこぼしていくのです。

語られる内容は短く数分で終ります。

あまりにもダークな彼らの物語は、時に読み返してしまうような驚きの内容もありました。

木彫りを作って放置

ストーリーは、木彫りを作りフクロウが森に置きに行くことで進みます。

木彫りを作ってから次の客人が来るまでには時間がかかるので、通知設定をしてアプリを放置しておくといいでしょう。

次の客人来訪までの時間を短縮したい場合は、アイテムや動画にも頼れます。

木彫り素材を集めるにも時間がかかるので、あまり時間を短縮せずに進めてもちょうどよさそうな感じがしました。

プレイ動画

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客人をもてなすかどうかで客人たちのその後の運命が変化する

フクロウと客人が会話をしていても、老人は一切口を開きません。

彼ができるのは木を彫り、温かいお茶を出すかの選択のみです。

温かいお茶でもてなす

客人の話を聞いた後は「お茶を出すか出さないか」の選択肢が表示されます。

お茶を出さないと彼らとの繋がりは切れてしまうようなので、物語の先が気になる人はぜひお茶を出してください。

机の上に届く手紙

物語が進展すると、机の上に「その後」が書かれた手紙が届くことがあります。

それが本当に「幸せ」なのかは分かりませんが、灯台で語っていった物語のとりあえずのオチを楽しめました。

8歳まで息子を愛して、その後食べたいという女性は、無事に息子を取り戻せたようです。

息子自身が母の存在を望んでいたようですが、後1年の命とわかると複雑な気持ちになります。

老人がお茶を出さなければ息子は長生きできたかもしれないと思うと、選択肢は間違っていたのかもしれないとも思ってしまいました。

事前予約中のタイトル！

素材の組み合わせによって変化する木彫りは、客人に変化をもたらす

灯台には老人の作った木彫りを手にした人しか訪れません。

どのような人が訪ねてくるかは木彫りの完成度によって変化するので、素材を変えながら作っていきましょう。

木材を調達

新しい木彫りを作るには木材が大量に必要です。

一定時間ごとに巻き割りのように木材を集められるので、ストーリーが進まないときにでも集めておきましょう。

加工素材を入手

木彫りを作るときは、木材と香水、そして付加するアイテムを選びます。

追加アイテムは裏庭にやってくる商人から買えるので、レアな木彫りを作るためにぜひとも購入してください。

物語のなごりが残るコレクション

老人の作った木彫りは客人が拾って持ってきます。

戻ってきた木彫りはタイトルを持ってコレクションに飾られるので、あとから見直してみるといいでしょう。

綺麗だけど不気味なムードをまとった女性が持ってきた木彫りは、可愛らしいのにどこか嫌な雰囲気を感じます。

この女性のストーリーが変化すると木彫りコレクションも変化を見せるかもしれません。

彼女とのやり取りをコレクションに刻み、再び来訪するのを待ちましょう。

不思議な会話が興味をそそる

「フクロウと灯台」は、手軽な操作で不思議な客人たちの物語を楽しめるショートショートのようなノベル系ゲームです。

善か悪かの判断に悩むような客人たちが多く、彼らの結末は興味をそそられるものばかりでした。

ちょっとした隙間時間に楽しめるので、ダークな世界観が好きな人はかなり楽しめるのではないでしょうか。