金色のガッシュベル!!Golden Memoriesをじっくり遊んで徹底レビュー！

「金色のガッシュベル」がブラウザ型のターン制TCGとなって登場

「金色のガッシュベル！！Golden Memories」は、2枚をペアとした22枚のデッキを魔本に見立てて戦うターン制TCGです。

ブラウザゲームのため、アプリのダウンロードが必要なく、好きな時に気軽に遊べます。

アニメを振り返るストーリーパートを挟みながら進むため、原作を見たことがない方にも楽しめるのが嬉しい作品です。

どうペアを組むか、また敵の特殊攻撃に合わせたデッキ構築など、戦略を求められる部分が多くTCGが好きな方でもやりがいのあるシステムとなっています。

カードバトルゲームでは、デッキに組み込んだカードがランダムに手札となることが多いと思います。

しかし本作では、デッキに組み込んだページ通りに手札となるため、ページの順番決めが非常に重要となってきます。

左右のページの攻撃値を足した数値が、与えられるダメージ値です。

ランダム要素がない分、手札の事故はありませんが敵に合わせてデッキの調整が必要となる場合があり、奥深いのが魅力です。

敵からの特殊攻撃

後述するストーリーミッション達成のためにも、敵に合わせたデッキ調整が必須となります。

敵は規定ターンごとに特殊攻撃をしかけてくるため、そのターンをどう耐えるか考える必要があります。

ランダムではありますが、クリティカルや回避も発生するため、ライフの管理はとても大切です。

また、フィニッシャーとなる高火力攻撃のページをいくつか作っておくと、回避された際の保険になると思います。

アニメを彷彿とさせるストーリー

バトルの合間に挟まるストーリーパートは、キャラクターの掛け合いのほか、アニメの1シーンがカットインすることもあり、原作を見ていなくてもわかりやすかったです。

有名な「やさしい王様」というフレーズの意味も含め、ストーリーを進めば進むほど原作の世界観に入り込んでしまうのも魅力的でした。

プレイ動画

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ペアの組み方と属性の選択が重要となる戦略性の高いバトルシステム

3つの属性でバトルを支援

バトル開始前に、街で3つの属性を上げられます。

信念はカードのスキル効果を発動する心の力を、ガッツはライフの上限値を、魔力は攻撃力を高めてくれます。

3つの中からどの属性を高めるかは、ユーザーの戦略次第となるので、ストーリーミッションを念頭に置きつつ、どのステータスを上げるか決めていきましょう。

見開きペアの決め方

先述した通り、山札から手元にくるページはランダムではなく、設定した順です。

開始ターンに3ページ分手札となります。

ターンごとに先行後攻が入れ替わるため、最初の手札に、先行で使えるスキルと後攻で使えるスキルをそれぞれ入れておくと便利です。

また、ペアになる色は同じ色でなければならない決まりがあるため、序盤はノーマルカードも駆使して強いカードを活かしていきましょう。

デッキに組み込みたいおきたいおすすめの1枚が、「岩島守」です。

後攻という条件を満たすだけで、心の力を必要とせず、ダメージを13減らせるのはかなり大きな効果です。

ただし「直接攻撃」というスキルには、盾の効果がないため使いどころの見極めには注意が必要<です。

金色化でカードを強化する

カードはバトルに勝利するごとに経験値を獲得し、強化アイテムを使うことで金色化できます。

金色化するとスキルの効果や、カードによって3つの属性の初期ステータスが上がるためよく使うレアカードから金色化していきましょう。

低レアリティであっても金色化することで攻撃力が上がるため、フィニッシャーペアの片割れとして序盤に活用していくのもおすすめです。

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やりごたえのあるストーリーミッションが飽きさせない要素

ストーリーは様々なペアごとに用意されています。

主人公であるガッシュと清麿はもちろんですが、その他の登場人物のストーリーも楽しめるのは、原作ファンにとって嬉しい要素だと思います。

しかしながら、ストーリーミッションはなかなかやりごたえのあるものが多く、ミッションコンプリートのためにデッキ構築をかなり考えさせられます。

ただ単調にストーリーを進めるのではなく、きちんとカードバトルを楽しめるので飽きさせません。

ミッションコンプのコツ

「心の力2以上でクリア」に悩まされた私ですが、2パターンのデッキで攻略を試みました。

水野スズメのスキルで心の力を増やしてみたものの、結局倒しきれず達成できませんでした。

2ターンごとに心の力が2減っていくため、短期決戦の方が良いのかなと何度も試行錯誤します。

最終的に信念を高めて心の力の数値を上げた上で、金色化したザケルと、先行でダメージの上がる山中浩で押し切りました。

これが必ずしも正解ということではなく、ミッションコンプリートの方法はユーザーの戦略により無限大なのが面白いと感じます。

試行錯誤することが楽しく、ストーリーを進めることに作業感が全くないのは素敵でした。

何度でも引き直せる初期ガチャ

最初の10連ガチャは、納得がいくまで何度でも引き直せます。

好きなペアのレジェンドを狙うもよし、安定した戦力を求めるもよしです。

私は汎用性の高いSレア数枚と、清麿のレジェンド「バオウ・ザケルガ」で決定しました。

カットインを自ら演出できる

バトルのフィニッシュは、選択したページが上下に表示されたカットインが入ります。

好きなシーンのカードでフィニッシュすることで、自らバトルを演出していける楽しさもあります。

原作ファンの方向けの仕様ではありますが、かっこいいカットインのペアでフィニッシュを決められると満足感がありました。

ペアごとに対になるカードもあり、TCGのもう1つの楽しみ方であるコレクション要素も楽しめます。

ガチャでかぶったカードは「メモリー」となり、新たなカードの生成素材となります。

また、不要なカードを分解してもメモリーを得られるため、メモリーを使って欲しいカードを獲得できるのは嬉しい仕様だと感じました。

「金色のガッシュベル！！Golden Memories」は、原作を再現しながらのストーリー進行のため、知らない方にも入りやすいのがまず1つ嬉しい点でした。

さらに、カードバトルとしても22枚という少ない手札とペアを組むというルールによって、かなり戦略性が求められやりごたえがあります。

今後オンライン対戦も実装予定とのことで、TCGが好きな方は要注目の作品です。