A HERO AND A GARDENをじっくり遊んで徹底レビュー！

勇者と魔物たちの会話で進んでいくストーリー重視のミニゲーム

「A HERO AND A GARDEN」は、魔女に捕らわれた勇者が枯れ果てた庭の世話をするストーリ重視のカジュアルゲームアプリです。

少しだけ考えの足りない勇者が、魔物たちとのコミュニケーションを通して精神的に成長していく、ほっこりするような物語を楽しめるのが特徴です。

勘違い勇者から始まるストーリー

騎士である勇者は、悪い魔女に捕らわれたお姫様を救うため、魔物の暮らす街へと乗り込みます。

魔法の剣を使い、街を破壊し、魔女を倒してハッピーエンド・・・と思いきや、勇者は魔女の前に倒れ、小さな庭に捕らわれてしまいます。

勇者が目を覚ますと、そこは枯れ果てた庭でした。

角の生えた魔物が言うには、庭の世話をしながらベリーを収穫し、勇者が破壊した街を修繕しなければココからは出られないということです。

正義のために戦ったはずの勇者は、ベリーを育てながら魔物と交流することで、見えていなかった事実を見つめることになります。

数時間で終わるシンプルゲーム

ゲームはタップだけで進められるシンプルなシステムです。

庭には数種類のベリーが育つので、タップで実を集めていきます。

リクエストされたベリーを納品すると、会話によるストーリーが展開します。

ベリーで稼いだお金を修繕に使うことでもストーリーが進むので、たくさん集めて魔物との会話を楽しみましょう。

お客さんとしてやってくる魔物は、勇者を敵としては見ずに色々な話をしてくれます。

「魔物は敵」と認識していた勇者の考えが変化していく、道徳心を育てるようなほっこりとしたストーリーを楽しめます。

プレイ動画

関連ジャンル

タップを続ければ2時間程度でクリアできる手軽なゲーム性

ストーリーを含め、ゲームは2～3時間あればクリアできます。

じっくり会話に目を通しても1日もかからずにエンディングまで進められるので、ラノベ感覚でプレイしてみるといいですね。

タップで収穫

ストーリーはベリーを集めるほど進みます。

ベリーは収穫して貯めておけるので、ストーリーとの切り替えが面倒なときは、テレビをみながらベリー集めだけをしておいてもいいでしょう。

ベリーの木は速めに増やそう

ストーリーを進めていくと、ベリーの木はどんどん増えていきます。

最大で5種類のベリーを育てられるので、早めに全種類植えてからタップ作業に移るといいでしょう。

収穫はタップ優先

ベリーの収穫はモンスターが手伝ってくれますが、お手伝いのテンポが遅いのであまり頼りになりません。

サクサク進めたい場合は、手動でタプタプしておいたほうがベリーは早く収穫できます。

お手伝いモンスターの「スス」は可愛いですが、あまり当てにせずに進めたほうがいいでしょう。

事前予約中のタイトル！

主人公の成長を感じられるほっこりとしたストーリーが魅力

魔物や魔女を倒してお姫様を救い出そうと意気込んでいた勇者も、魔女に軟禁されてしまってはどうしようもありません。

少しずつ見えてくる現実

勇者と自負する主人公でしたが、突きつけられた現実は「魔物と魔女が平和に暮らす街を破壊した」というものでした。

街の人に文句を言えない魔法をかけられた勇者は、少しだけ反論しながらベリーを育てます。

塔に捕らわれていると思われていた姫は、自分から主人公の元を訪れるほど自由です。

自分の意志でここに居る姫や、勇者を攻めない魔物たちとの触れ合いで、主人公は自分の知識の無さを知ることになります。

魔物たちと交流を繰り返すことで、お互いの気持ちを理解し始めます。

最初は一方的だった会話が成立するようになると、勇者の成長に心があったかくなってくるでしょう。

街の修繕も忘れずに

リクエストに応えていくと、報酬を使って街の修繕もできるようになっていきます。

最初は少しだけ尖っていた勇者の反応も、修繕をすることに喜びを感じられるほど柔らかくなっていくのが伝わってきます。

「A HERO AND A GARDEN」は、勘違い勇者が魔物との触れ合いで成長していく姿を描いたカジュアルゲームです。

「悪い子じゃないんだけど、ちょっと勘違いしちゃってるのよね」といった、どこか憎めない主人公のほっこりとしたストーリーを楽しめるので、ストーリー系ゲームが好きなひとには、ぜひチェックして欲しいですね。