異世界に生きるをじっくり遊んで徹底レビュー！

異世界に生きるの遊び方や序盤攻略、特徴と魅力をレビュー

「異世界に生きる」は、独特な世界観とシステムを持ったアドベンチャーRPGです。

舞台はタイトル通り異世界、モンスターがはびこるこの荒廃した世界では、プレイヤーは特別な存在ではありません。

時間と共に年齢を重ねていくこのゲームの中で、プレイヤーの人生は「引退」か「死」で幕を引き、そしてまた新たな人生を繰り返します。

何度も人生を繰り返し、街を発展させながら各所にいるボスを倒すのが一つの目標となります。

街は市長の館で「引退」することで発展していきます。

引退するまでの間に上げたレベルや稼いだ資金などで発展度は変化し、入手できる「魂」の個数も増減します。

この「魂」は新しい人生のスタート時、職業選択の際に必要になります。

初回は旅人しか選択できませんが、集めた「魂」の個数に応じてさまざまな職業を選べるようになります。

歳を取らない「吸血鬼」や、強いボスの討伐に必須な「剣聖」といった上位職になるためにも「魂」を積極的に集めていきましょう。

街以外のエリアではモンスターが出現します。

シンプルなターン制バトルで、得られるものは経験値のみとなります。

エリアの最深部にはボスが存在し、ボスを倒すことでも「魂」を入手することが可能です。

また、エリア探索時には宝箱を入手できることがあります。

宝箱の中身はランダムですが、回復アイテムの「エリクサー」や強力な武具も入手できるので、資金難の時は宝箱を有効に活用して下さい。

「異世界に生きる」の拠点となる街には様々な施設があり、仕事紹介所では資金を稼ぐための「労働」ができます。

労働年数によりそれぞれ賃金も異なりますが、街が発展していない内はあまり稼ぐことができません。

「年齢」を犠牲にし真っ当に働くか、裏仕事で一気に稼ぐかはプレイヤーの自由ですが、裏仕事には「憲兵に捕まるかもしれない」リスクがあります。

一度捕まってしまうと裁判にかけられ、数年の服役を余儀なくされます。

脱獄も可能ですが、こちらも失敗すると即刻死刑となりこの人生は終了してしまいます。

「引退」せずに死亡してしまうと街の発展に貢献できないので、バトル時はもちろん、裏仕事や空き巣、不法滞在といったリスクのある行動は慎重に行いましょう。

とは言え、自由度の高いプレイが可能な「異世界に生きる」、真っ当な生き方をするのも、悪事に手を染めるのも、全てがあなたの自由です。

シンプルな操作性ですが、引退や死を繰り返す事で発展していく街、従来のRPGには珍しい「歳を重ねる」システムや退廃的なゲーム画面なども含めて、とても独自色の強いRPGになっています。

あなたも一度、荒廃した異世界に「生きて」みませんか。

ちなみに、ゲーム画面は配色変更が可能なので、人生を繰り返すごとに色を変えるのも面白いかもしれません。